本田圭佑の「新天地候補5選」。スペインでは新たなクラブ名も!

2017年05月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

Jリーグは「簡単な選択」、資金的メリットを考えれば中国も有力候補に。

ミランでは10番を背負い、プレッシャーと日々格闘してきた本田。スターとして優遇されるであろうJリーグ復帰をすれば、それらから解放されるかもしれないが……。 (C) Getty Images

 ミランに所属する日本代表MFの本田圭佑は、自らのFK弾でチームに勝利をもたらした現地時間5月21日のボローニャ戦(セリエA37節)の直後、ツイッター上で契約満了を迎える今シーズン限りでの退団を明言した。

 2014年1月の入団以降、ロッソネーリの背番号10を背負ってきた本田。その動向はイタリアをはじめとする各国のメディアが伝えている。その中で『ESPN』は、新天地となる可能性のある5つの国を紹介している。
 
 まず、同メディアが挙げたのは、日本だ。ESPNは「最も簡単で、本田にとっても理に適った選択」とし、さらに「彼はまだアジア最大のスターだ。中国から注目を奪う方法を模索するJリーグにとってスポンサー、報道、ファンの関心という点でメリットになる」と綴った。
 
 母国復帰の次に紹介されたのは、イングランド。ESPNは本田がVVV(オランダ)でブレイクして以来、「かつてプレミアリーグクラブから複数の関心を集め、リバプール、トッテナム、アーセナルが彼を称賛してきた」と紹介する。
 
 そのうえで、「ミラノで苦しい時を過ごしたことで、ターゲットからは外れてしまった」と、関心が薄れたことに触れつつ、「しかし、上位クラブでなければどうだろうか?」とし、「経験、タレント性、想像力、そしてミラン時代のリベンジという熱い思いがある」と、本田がタフなイングランドでやるだけの十分な意欲を持っていることを伝えた。
 
 しかし、本田の移籍に関してネックとなるのは、やはり年俸。一部報道で5億円とも言われるそれを問題なく支払えるのは、限られたリーグとクラブだけだろう。その点において有利に立つのは中国だ。ESPNも「半数のクラブがお金を全く問題にしていない」と伝えている。
 
 さらに同メディアは、中国スーパーリーグには多くのスター選手が在籍していることに触れつつ、「アジア人のスターがいないため、本田は例外」と十分な宣伝効果があるとした。

 資金面で見れば、中国にやや見劣りするものの、セカンドキャリアを含めて本田にとって少なくないメリットがあるとされるのが、アメリカのメジャーリーグ・サッカー(MLS)だ。ESPNは具体的なクラブ名も紹介している。
 
「本田がここ数か月間で密に関係を持っていたのは、MLS、なかでもシアトル・サウンダーズであるのは間違いない。クラブの理に適っている彼は、即座にスターになれる存在であり、ピッチ外でも何かをもたらしてくれる」
 
 近年はデイビッド・ベッカム(元LAギャラクシー)を筆頭にスティーブン・ジェラード(元LAギャラクシー)やアンドレア・ピルロ(NYシティ)などスターが多く加わったことで、アメリカでもサッカー人気が高まっている。
 
 キャリアの晩年が近づき、クラブ経営やスポーツビジネスにも興味を示す本田も「アメリカ、西海岸でプレーすることに冒険心をくすぐられるかもしれない」と同メディアは予測する。

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