【J1採点&寸評】磐田×柏|リーグ6連勝の立役者はブラジル人エース。"初"トップ下の中村俊輔は…

2017年05月20日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

磐田――立ち上がりに決定機を演出した中村俊だが、徐々にトーンダウンしたため「5」に。

【警告】磐田=なし 柏=中谷(60分)、伊東(90+1分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】クリスティアーノ(柏)

[J1リーグ12節]磐田0-2柏/5月20日(土)/ヤマハ
 
【チーム採点・寸評】
磐田 5.5
今季初めて3-4-1-2でスタート。2トップにロングボールを入れながら、突破口をこじ開けようと試みたが、相手GKに阻まれてゴールは奪えず。徐々に焦れてバランスを失っていった。開始早々の決定機を決めていれば、流れは変わっていたか。リーグ戦は4試合勝星がなく、3試合ノーゴール。
 
【磐田|採点・寸評】
GK
21 カミンスキー 5
2失点とも難しかったとはいえ〝神セーブ″が見たかった。52分の武富との1対1の場面では判定に助けられた。
 
DF
3 大井健太郎 5
ラインコントロールが乱れ、2列目からの飛び出す相手を捕まえきれなかった。74分にはクリスティアーノのドリブルを止められず、アシストを許した。
 
35 森下 俊 4.5
中途半端なポジショニングで、度々背後のスペースを使われた。攻め上がった後の帰陣も遅かった。
 
41 高橋祥平 5
デュエルでは相手に劣らなかったものの、スライドが遅れがちに。74分に中川のマークを外し、追加点を献上したのは痛恨だった。
 
MF
5 櫻内 渚 5.5
対面した武富に突破を許すことはほとんどなかったが、相手のパスワークに混乱する場面も。振り回されるなら、いっそ勇気を持って飛び込んでも良かったかもしれない。
 
8 ムサエフ 5.5(76分OUT)
粘り強いマーキングとサイドの深い位置までカバーリングするバイタイリティは見事。ただ相手の侵入を防いでいた一方で、攻撃まで手が回らなかった。
 
10 中村俊輔 5
4節・神戸戦以来のトップ下。2トップ+トップ下の布陣で先発したのは今季初めてだった。立ち上がりこそ抜群の配球で決定機を演出したが、徐々にトーンダウン。運動量が落ちて、その後は求められた仕事はできなかった。
 
13 宮崎智彦 4.5(HT OUT)
伊東のスピードと小池のオーバーラップに苦戦。自陣に押し込まれ、攻め上がる回数も限られた。
 
40 川辺 駿 6
後半は前めに位置取り、小気味良いパスで攻撃陣を操った。さらに自身も果敢にゴール前に飛び出しゴールを狙った。

次ページ磐田――強靭なフィジカルが光ったアダイウトンも決定力を欠いた。

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