長友はエバートン移籍?「高価でなく役立つ選手」と英メディアが報道

2017年05月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

サイドバックの補填を最優先事項に考えるエバートン。

今夏にも渡英する可能性が浮上した長友。メガクラブながら低空飛行を続けるインテルを出る決断を下すのだろうか? (C) Getty Images

 シーズンも最終局面に差し掛かり、インテルに所属する日本代表DFの長友佑都に関する去就報道が熱を帯びてきている。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数メディアが、その動向について言及している。
 
 今シーズンの長友は公式戦出場が18試合に留まり、ゴールとアシストはともに0。直近のサッスオーロ戦(セリエA36節)では精彩を欠いて、ハーフタイムでの交代を命じられている。
 
 さらに相手にゴールを献上するような致命的なミスを犯し、敗戦(0-1)の主因となった4月30日のナポリ戦(セリエA34節)後には、自身のツイッター上で「イタリアでは、良ければ神様かのように称賛され、悪ければ犯罪者かのように批判、罵倒される。そこに人としてのモラル、リスペクトはない」とつぶやき、インテリスタたちから手厳しい非難を浴びた。
 
 インテル自体も35年ぶりに直近8試合未勝利(2分け6敗)で8位に沈む目も当てられない状況にあり、来シーズンのヨーロッパリーグ(EL)の出場権獲得(4~6位)も絶望的。今夏のチーム改造は必須で、昨年4月に2019年6月までの契約延長を結んだ長友も放出要員に挙がっている。
 
 ガゼッタ・デッロ・スポルト紙によると、そんな長友を熱心に追っているのはエバートンだという。指揮官のロナルド・クーマンは、右脚二重骨折を負ったシェイマス・コールマンが長期離脱中に手薄となるサイドバックの補填を、今夏の市場での優先事項としているという。
 
 また、英国メディア『スポーツ・ウィットネス』は、「エバートンにとってそれほど高価ではなく、役立つ選手であることを証明できるだろう」と長友のプレミアリーグ挑戦の可能性を報じている。
 
 現在30歳の長友。来夏に迫るロシア・ワールドカップを見据えても、これまでのようにインテルにこだわらないか可能性は高い。日本代表DFはいかなる決断を下すのだろうか?
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事