【大宮】前節の敗戦責任を痛感、社長が体調不良… 逆転勝利に渋谷監督「選手が100%出してくれた」

2017年05月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

開始前にクラブ社長が体調不良に。「社長のためにもみんなで力を合わせて」

見事な逆転勝利にも渋谷監督は「一つずつ勝っていくということが自分たちの置かれた状況」と気を引き締めた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ11節]大宮 2-1 仙台/5月14日/NACK

 大宮アルディージャが89分に生まれた大前元紀の移籍後初ゴールとなる決勝点で、ベガルタ仙台を相手に逆転勝利を飾った。大宮は順位を16位に上げている。

 試合後のフラッシュインタビューに応えた大宮の渋谷洋樹監督は、「(サポーターは)我々が負けている時も温かい応援をしてくれた。今日も熱い応援をしてくれたファン・サポーターに勝利を届けることができて本当にホッとしている」と、まずは大宮のファン・サポーターに感謝の気持ちを述べた。

 しかし、さいたまダービー以来の2試合ぶりの勝利は、ようやく今季2勝目。終了間際の劇的な逆転勝利にも指揮官の表情は晴れず、「レッズ戦に勝って、次の札幌さんとの試合で、ここは絶対に負けちゃいけないというところで負けてしまって……、私自身非常に責任を感じていました。選手たちが100%出してくれた。選手たちに感謝したい」と語り、前節の敗戦の重みを痛感している様子だった。

 また、仙台戦の開始前にクラブの森正志社長が体調不良に陥ったことを明かし、「社長のためにもみんなで力を合わせてということで、選手たちがピッチで躍動してくれた」と、逆転勝利の舞台裏について語っている。

 渋谷監督は最後に、「気は抜けない。ひとつずつ勝っていくということが我々の置かれている状況。一戦必勝で巻き返していきたい」と気を引き締めていた。
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