ビルバオ指揮官がバルサ新監督に?「私はいかなる可能性も閉ざさない」

2017年05月15日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ビルバオでのサイクルがついに終焉か。

ビルバオに残るのか、バルサに新天地を求めるのか。「いかなる可能性も閉ざさない」と語ったバルベルデの真意は――。(C)Getty Images

 2017年の夏は、リーガ・エスパニョーラの各クラブの監督人事から目が離せない。すでにバルセロナとバレンシアで現監督の退任が決まっており、まもなく空席になるその2席の後釜候補には、リーガの他クラブを率いる指揮官の名前が浮上している。

 5月6日の記者会見で、「クラブから新監督を探していると正式に伝えられた」と語り、今シーズン終了後の退任をみずから発表したのはバレンシアのボロ。彼の後任候補に挙がるのが、現在セルタを率いるエドゥアルド・ベリッソ、ラス・パルマスのキケ・セティエン、そして前ビジャレアル監督のマルセリーノ・ガルシア・トラルの3人だ。

 ちなみにセルタは、ベリッソを引き抜かれた場合に備え、現在はバルセロナでルイス・エンリケ監督のアシスタントを務めるファン・カルロス・ウンスエの招聘を検討しているという。

 一方、L・エンリケの退任が決定しているバルサでは、アナウンスこそまだないものの、後任はすでに決定しているという説が浮上。その最有力候補であるアスレティック・ビルバオのエルネスト・バルベルデ監督は、5月12日の記者会見で自身の去就について次のように語っている。

「レガネス戦(リーガ37節)が、サン・マメス(ビルバオのホームスタジアム)との別れのゲームになるかどうかはわからない。ただ私はいかなる可能性も閉ざすつもりはない」

 明言は避けた。しかし、この会見の数日前、ビルバオのホス・ウルティア会長が「バルベルデの去就は不透明」とコメントするにとどまり、「残留する」とは決して言い切らなかったこと、そしてバルセロナ方面でチャンピオンズ・リーグ8強敗退により、コーチであるウンスエの内部昇格の可能性が消滅しかかっていると報じられている点などを考慮すると――。

 バルサにバルベルデ新体制が発足するのは、もはや時間の問題かもしれない。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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