大前の移籍後初ゴールで大宮が逆転勝利。監督の進退問題はひとまず回避か

2017年05月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半頭から大前を投入し、流れを変える。

大宮が大前の移籍後初ゴールで仙台に逆転勝利。16位に浮上している(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ11節]大宮 2-1 仙台/5月14日/NACK

 大宮が先制を許しながらも、大前の移籍後初ゴールで逆転勝利を飾った。

 試合は立ち上がりこそ、一進一退の攻防を見せたが、徐々に仙台がゲームを支配。20分過ぎにはクリスランがペナルティエリア内で相手DFに倒されPKを獲得すると、これをクリスラン自らゴールに沈め、仙台が先制した。

 大宮はその後、チャンスを見出せない。前半は仙台の1点リードで折り返した。

 後半、大宮はD・ムルジャに代えて大前を投入してスタート。立ち上がりからともにチャンスを迎えるが生かすことができない。

 しかし60分、大宮はCKから山越がヘディングシュートでゴールネットを揺らし、1-1の同点に追いつく。

 追いつかれた仙台もセットプレーでチャンスを迎える。80分、CKから蜂須賀がヘッドで狙うが、惜しくも枠を外してしまう。

 すると89分、大宮にビッグチャンス。相手最終ラインの背後に飛び出した大前がドリブルで持ち上がり、仙台DFの平岡を二度の切り返しでかわすと、強烈な右足のシュートをゴール左のサイドネットに突き刺した。大宮が大前の移籍後初ゴールでついに逆転に成功する。

 その後、大宮は仙台の反撃を振り切り、2-1で勝利。前節・札幌戦の敗戦から連敗を阻止し、今季2勝目を挙げて勝点7とし16位に浮上した。敗れれば、指揮官の進退問題も浮上する雰囲気があっただけに、大宮にとっては大きな1勝と言えそうだ。
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