バルサが守護神テア・シュテーゲンと契約延長へ。第3GK廃止決定でウンスエの監督就任もなし?

2017年05月13日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

新チームに第3GKは置かない。マシップは退団へ。

主力選手との契約更新を進めるバルサは、2019年までとなっていた守護神テア・シュテーゲンとの契約を2022年まで延長する見込みだ。(C)Getty Images

 バルセロナが守護神マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンとの契約を、2022年6月まで延長することで合意した。今月末にも正式発表があるという。

「カップ戦要員」としての屈辱の過去2シーズンを経て、ようやく正守護神の座を勝ち取ったドイツ代表GKは今シーズン、ここまで公式戦44試合に出場(失点は44)。首脳陣の期待に十分応えている。

 バルサの守護神らしく足下のボールスキルが高く、1対1にも圧倒的な強さを誇るテア・シュテーゲンとの契約延長は、クラブにとって大きなプラス。今回の契約延長によりバルサは少なくとも今後5年、GK問題に悩まされる心配はなくなるだろう。

 また、このタイミングでバルサは、第3GKの廃止も決定している。

 そもそもこの「3番手」の枠は、ルイス・エンリケ監督の強い希望により設けたものだった。指揮官の退任が正式に決まったため、廃止に踏み切ったのだろう。現在の第3GKジョルディ・マシップに対しても、クラブは今年6月に満了を迎える契約を延長しない旨をすでに伝えている。

 このマシップは実は、今年1月の時点では「1年延長で口頭合意」と伝えられていた。だが、その後にルイス・エンリケ監督の退任が決まって状況が変化。契約延長の件は一時保留となっていた。そして、このたび正式に延長しないことが決定したわけだ。

 一時保留となっていたのは、おそらくルイス・エンリケ監督の下でアシスタントを務めていたファン・カルロス・ウンスエに、内部昇格の可能性があったから。つまり、今回の「第3GK廃止」の決定は、ウンスエの監督就任の可能性が完全に消えたことも意味している。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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