「テニス版W杯」構想でバルサのピケが救世主に?

2017年05月12日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

同胞ナダルもピケ案に賛同。

“敵地”マドリードでのテニス観戦でブーイングを浴びたピケだが、デビスカップの改善案が好評だ。 (C) Getty Images

 バルセロナのDFジェラール・ピケが、「テニス版ワールドカップ」構想で、男子テニス界を大きく動かそうとしている。
 
 男子テニスの国別対抗戦デビスカップは、大会フォーマットが選手に不評で、出場を見合わせるトッププレーヤーが少なくなく、改革を求める声が上がっていた。
 
 現在のデビスカップは、ワールドグループと呼ばれるトップカテゴリーの16か国がほぼ1年をかけてトーナメントを戦う。日程は、例えばこの2017年は1回戦が2月、準々決勝が4月、準決勝が9月、決勝が11月といった具合に分かれており、それぞれの対戦は3日間に及ぶ。ATPツアー(男子ツアー)を戦うトッププレーヤーにとってこれは大きな負担だ。
 
 そこで立ち上がったのが、テニス好きで知られるピケ。先日もマドリード・オープンを現地観戦し、"敵地"の観客からブーイングを浴びたばかりだが、その機会にATPツアーのクリス・カーモード代表らと会談したピケは、デビスカップについてサッカーのワールドカップのような集中開催を提案したという。
 
 16か国が一堂に会し、1週間ほどの日程でトーナメントを戦うこのピケ案は好評で、現世界ランク1位のアンディ・マレー、同2位のノバク・ジョコビッチ、同5位でピケと同胞のラファエル・ナダルなどのトッププレーヤーも賛同している。
 
 起業したビデオゲーム会社で成功を収め、将来的にはバルサの会長になりたいと公言しているピケ。アイデアと実行力に優れた彼の「テニス版ワールドカップ」構想は、テニス界の起爆剤となるのか、注目だ。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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