無言を貫くトッティだが、やはり今シーズン限りか!? 引退試合にはメッシが出場とも!

2017年05月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

新SDによる新プロジェクトに感銘を受け、これに協力する意向

報道が本当であれば、トッティがユニホームからスーツに着替える前に、最後の勇姿と極上のプレーをしっかりと目に焼き付けておきたいものだ。写真はコッパ・イタリア準々決勝のチェゼーナ戦。 (C) Getty Images

 本人はまだ、引退すると明言していない。だが、「ローマの王」がスパイクを脱ぐ日は近づきつつあるようだ。
 
 イタリア・メディアによると、フランチェスコ・トッティは今シーズン限りでユニホームを脱ぎ、来シーズンからディレクターに就任する決意を固めつつあるという。
 
 ローマのモンチ新SDは先日、トッティとクラブが上記の通りに合意していると語った。これを受け、世界的に「トッティ引退」と報じられたが、背番号10はまだ、自らの口で引退するとは述べていない。
 
 現地時間5月10日に行なわれたイベントでも、トッティは28日のジェノア戦が現役ラストゲームになるか問われると、「分からない」と回答している。
 
 同じ日の夜、トッティはツイッターで「僕が知っているのは、14日にユーベがローマに来るということ。それ以外のことは考えていない。僕らはスクデットを争っており、ローマのことが何よりも優先される」と、負ければユベントスの6連覇が決まる直接対決に集中していると強調した。
 
「それ以外のことは、ユーベ戦が終わってからだ。それについて話す時間は、これからもある」
 
 だが、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』や『コッリエーレ・デッロ・スポルト』などイタリアの主要メディアによると、トッティはやはり引退に向かっているようだ。
 
 10日にモンチSDと話し合ったトッティは、新たなプロジェクトに感銘を受け、スペインからやって来たSDに協力する考えを強めたとのこと。報道が事実であれば、トッティ最後の公式戦は本拠地オリンピコでの最終節、ジェノア戦となる。
 
 ただ本人はシーズン後に、引退試合を開催することも望んでいるそうで、『コッリエーレ・デッロ・スポルト』紙によれば、世界的なスターを招いた豪華なショーになる模様。バルセロナFWのリオネル・メッシは、すでに参加の意志を示しているという。
 
 ルチアーノ・スパレッティ監督との確執が絶えず噂されるトッティは、先日のサン・シーロでのミラン戦でも出場機会がなく、これが大きな論争を引き起こし、試合後には指揮官が非難の声に対して猛反論するという事態も起こった。
 
 いまだ、チャンピオンズ・リーグへストレートインできる順位(2位以内)をナポリと競っているローマだけに、ジェノア戦でもピッチに立つかどうかは分からない。ならば、少なくとも引退試合で、稀代の名選手のプレーが見られることを願うばかりだ。
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