「これまで何度も落胆してきた」 CL未制覇のブッフォン、過去の挫折を告白

2017年05月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

第1レグでモナコに先勝し、決勝進出は濃厚だが…。

自身初のCL制覇を狙うブッフォンだが、「まだ越えるべき山がある」と気を引き締めている。 (C)Getty Images

 現地時間5月9日、チャンピオンズ・リーグ(CL)準決勝で、ユベントスはモナコをホームに迎えて第2レグを戦う。

 欧州制覇が見えてきたユーべだが、キャプテンのジャンルイジ・ブッフォンは慎重な姿勢を見せている。8日に『UEFA.com』がイタリア代表GKのコメントを報じている。
 
 準々決勝では優勝候補の一つだったバルセロナを下し、3日に行なわれた敵地での準決勝・第1レグではモナコ相手に2-0の勝利を収めたユベントス。6試合連続無失点と堅守を誇るユーべの決勝進出は濃厚に思われるが、過去に"挫折"を経験してきたブッフォンは気を緩めていない。
 
「バルサ戦の勝利は嬉しかったけれど、僕は少ししか祝わなかったよ。なぜなら、トロフィーを勝ち取るにはまだ越えるべき山があり、これまで何度も落胆してきたからだ」
 
 イタリア代表では2006年のドイツ・ワールドカップで世界制覇を成し遂げたブッフォンだが、ユーベでは、これまでCLで2回決勝戦に進出しながらいずれも敗退と、国際タイトルを手にしていない(パルマ時代の1998-99シーズンにはUEFAカップで優勝)。
 
 大きな敗北としてブッフォンの脳裏に残っているのが2002-03シーズン、マンチェスターでの決勝でミランに敗れた一戦(0-0の末にPK戦で2-3の敗北)だ。彼は「本当に辛かった。僕らは勝利に近づいていたからね」と当時を回想している。
 
「チャンピオンの座を勝ち取るのは、私のキャリアで最大の喜びだ。これまでの努力が報われることになるからね」とコメントしたブッフォン。悲願のビッグイヤー獲得のためにも、気を抜くことなくモナコとの第2レグに臨み、決勝に駒を進めたいところだ。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事