【浦和】森脇が緊急謝罪会見「嘘をついて生きてきた人生ではない」

2017年05月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

会見中に何度もレッズ愛を強調。「一番に浦和のサポーターに迷惑をかけた」

森脇は会見の場に黒のスーツにネクタイ姿で現われた。

 Jリーグの裁定を受け、浦和レッズの森脇良太が大原グラウンドで会見に応じた。

 
 言わば、謝罪会見だ。
 
 Jリーグは5月9日、J1リーグ10節の浦和対鹿島アントラーズ戦の試合中に「暴言騒動」を起こした森脇に対し、2試合の出場停止処分を下した。規律委員会が「他の競技者、その他の競技に立ち会っている人々に対する侮辱」に相当すると判断した結果だ。
 
 この通達を聞いた森脇は、即座にクラブの公式サイトで「自分の発言は子どもじみたもので適切ではなかったと思いますし、深く反省しています」と謝罪。引き続き行なわれた会見の場には、黒のスーツにネクタイ姿で現われた。
 
 その冒頭、「心から謝罪をしないといけないと思っています。小笠原(満男)選手とレオ・シルバ選手に、日本のサッカーファンに不快な思いをさせてしまいました。このようなことがないように行動、言動をとっていきたい」と頭を下げた。
 
 森脇はこれまでにも何度か、試合中の挑発行為が指摘されてきた。このことについては、「試合に入るとレッズで勝ちたいという思いがあって相手とバトルをしてしまう。(その点については)たくさんの人から指摘を受けていた。それができなかったのは自分の未熟さです。(今回)大きな報道になった。僕だけが責められるならいいが、多くの人を悲しませてしまった。また同じことをあったら、どうしようもない人間。同じような行動はとらない」と、うつむくことなく終始報道陣の目をしっかり見つめて答えた。
 
 会見中に何度もレッズ愛を強調した森脇は「一番に浦和のサポーターに迷惑をかけた。直接、謝りたいと思っている。何やっているんだ、と思う。悔しいし情けない気持ちでいっぱいです」と話した上で、「嘘をついて生きてきた人生ではない。それだけは理解していただければ、ありがたい……」と言葉を絞り出した。
 
 森脇の出場停止は11節・アルビレックス新潟戦と、12節・清水エスパルス戦。2試合の出場停止で済んだことについては賛否両論あるが、「それよりはまず反省というのが最初にありました」という森脇。出場停止期間中も、通常通りの練習を行なうという。
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