【徳島】内田が福岡から逆転弾! ボールボーイ乱暴行為の馬渡の出場停止で巡ってきた機会に大仕事

2017年05月03日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

「絶対に点を取ってみせようと思っていた」。クラブは鳴り物や拡声器の使用禁止をサポーターに申し入れるなか…。

決勝ゴールを決めた内田。(C)J.LEAGUE PHOTOS

[J2 11節] 徳島ヴォルティス 2-1 アビスパ福岡
2017年5月3日/鳴門大塚
 
 10節の千葉戦で馬渡和彰がボールボーイの胸を突き、さらにサポーターがアルコール類を他のボールボーイにかけた問題などに揺れた徳島が、福岡戦で魂のこもった逆転勝利を収めた。
 
 主役は馬渡の出場停止によって出場機会が巡ってきた内田裕斗だった。
 
 序盤はアウェーチームの福岡の勢いに押し込まれた。20分、CKから内田がマークを外して、實藤友紀に先制点を許してしまう。
 
 しかし24分、一瞬の隙を突いて、島屋八徳が鋭いシュートを突き刺し同点弾。後半は風上に立った徳島が盛り返し、53分、左サイドをドリブルで駆け上がった内田が左足を振り抜いて、逆転シュートを突き刺した。
 
 その後はヴァシリェヴィッチを中心に、ウェリントンやウィリアン・ポッピに最後のところで仕事をさせず。ホームチームの徳島が2-1で逃げ切った。
 
 内田は「このシーズンは悔しい時期が続いたので、絶対に点を取ってみせようと思っていた。自分らしいゴールを決められた。これを続けていくことが大切。今まではワンタッチのゴールばかりだったので、ドリブルから持ち運んで決められたのが嬉しかった。次、勝たなければ意味がない。良いサッカーができている自信はあるので、気を引き締めてやっていきたい」と興奮気味に語った。
 
 試合前にはクラブとサポーターグループが話し合い、この試合から鳴り物や拡声器の使用禁止、横断幕の掲出制限をサポーターに申し入れた。
 
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