「いつも通り男前だった」モウリーニョがダービーでフェライニ退場誘発のアグエロを皮肉る

2017年04月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

モウリーニョ監督は試合後、判定に不満を募らせた。

84分、フェライニはアグエロに頭突きを見舞い退場処分を受けた。(C)Getty Images

 現地時間4月27日に行なわれたプレミアリーグ26節延期分、マンチェスターU対マンチェスター・Cの一戦はスコアレスドローに終わった。
 
 この試合で問題のシーンは84分に起こった。マルアン・フェライニがセルヒオ・アグエロに激しいタックルを仕掛けて警告を受けると、エキサイトしたベルギー代表MFはその直後に、アルゼンチン代表FWに頭突きを見舞い、退場処分を命じられたのだ。
 
 試合後、マンチェスター・Uのジョゼ・モウリーニョ監督はフェライニの退場について不満を募らせた。指揮官のコメントを『テレグラフ』、『インディペンデント』などイギリス各紙が報じている。
 
「アグエロが倒れなかったら退場にはなっていなかったはずだ。私はスタジアムから控室へ向かうトンネルの中で彼の姿を見たが、鼻は折れてないし、頭も割れていない。顔はいつも通り男前だったよ。だから退場とは言い切れない」
 
「フェライニはイライラしていた。彼は自分だから出されたレッドカードでほかの選手なら違っただろうと言っていた。(主審の)マーティン・アトキンソンとも話したが、彼の意見は退場で変わらなかった。アグエロは聡明だった」
 
 フェライニを失い、10人での戦いを余儀なくされたマンチェスター・Uだが、残り時間を守り切りドローに持ち込んだ。
 
モウリーニョ監督は「我々は残り15分間を10人でプレーした。チームは勝点を奪うために戦ったし素晴らしかった」とハプニングにも動揺せずに戦い切った選手たちを称賛した。
 
ズラタン・イブラヒモビッチやポール・ポグバなど主力を欠いたうえ、退場者も出る中でもライバルに負けなかったマンチェスター・U。フェライニの退場は後味の悪いものだったが、それでも勝点1を持ち帰って目標のチャンピオンズ・リーグ出場(4位以内、現在5位マンチェスター・Cと勝点1差)に望みを繋げただけに、最低限の目標は達成したと言っていいだろう。
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