「アザールはメッシに続く選手」と称賛のセスク、「決定機でもっと自分勝手になれ!」と助言も

2017年04月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分で決められる力があるじゃないか。自分で打て!」

昨シーズンはチェルシー低迷のA級戦犯に挙げられたアザールだが、苦難を乗り越えてみせた。完全復活を果たした彼にセスク(写真後方)も目を細める。 (C) Getty Images

 スペイン代表MFのセスク・ファブレガスは、チェルシーでのチームメートが、バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWのリオネル・メッシに続く選手だと称賛している。ベルギー代表MFのエデン・アザールのことだ。
 
 現地時間4月22日に行なわれたトッテナムとのFAカップ準決勝で、決勝点となるチームの3点目を決め、決勝戦進出に貢献したアザール。今シーズンは公式戦で15ゴールを記録し、イングランド年間最優秀選手に輝いた一昨シーズンのパフォーマンスを取り戻している。
 
 イギリス『スカイ・スポーツ』によると、セスクは「エデンは自分が望むことを全てできる」とアザールを評価。「能力に関しては、彼をしのぐ選手はひとりしかいない。僕らみんなが知っている選手、メッシだ」と絶賛した。
 
 一方で、セスクは「カウンターで2対2という状況の時、彼はパスをすることがある。僕は『自分で決められる力があるじゃないか。自分で打て!』と彼に言っているんだ」と、決定機でもっと自分勝手になるべきとも助言している。
 
「彼はもっと自分で打つべきだよ。何度も何度も言っているんだ。時には自分勝手になる必要があり、もっとゴールを決めるための闘争本能を持てとね。これから彼がもっと向上するように願っているし、そうなると確信している。そうすれば、もう彼を止めることは不可能だろうね」
 
 メッシは23日のクラシコで2ゴールをマークし、宿敵レアル・マドリーを敵地サンチャゴ・ベルナベウで沈めた。アディショナルタイムの劇的決勝弾で、バルサでの通算500得点という偉業も達成。改めてその存在感を見せつけ、世界中で称賛されている。
 
 マドリー移籍の噂も後を絶たないアザールは、セスクのアドバイスを活かし、メッシに迫ることができるだろうか。
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