枠内シュートがゼロで2得点! イングランド2部で起きた珍事とは?

2017年04月23日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

シュートしたプリチャードが2アシスト?

1点目のシーン。背中で押し込んでしまったGKストックデイル⑬が、思わず天を仰ぐ。 (C)Getty Images

 4月21日に行なわれたフットボールリーグ・チャンピオンシップ(イングランド2部)のノーリッジ対ブライトン戦で、前代未聞の珍事が起きた。
 
 18分、ノーリッジのアレックス・プリチャードがペナルティーエリアの外から豪快なシュートを放つ。勢いよく押し出されたボールはクロスバーに直撃すると、セービングしていたブライトンの守護神デイビッド・ストックデイルの背中に当たってゴールに吸い込まれた。
 
 信じがたい出来事が起きたのは、11分後だ。敵陣中央、ペナルティーエリアのすぐ外で再びシュートモーションに入ったのは、ノーリッジのプリチャード。力強く踏み出して右足を振り抜くと、強烈な一撃が右ポストを叩く。その瞬間、ボールはなんと横っ飛びしていたストックデイルの背中に再び当たって、ゴールインしたのである。
 
 不可抗力とはいえ余程ショックだったのか、ストックデイルはピッチに横たわったまま、しばらく立ち上がれなかった。
 
 試合は結局ノーリッジが2-0で勝利したのだが、興味深いのはスタッツだ。ノーリッジの枠内シュートはゼロ。つまり、一度も枠に飛ばさず2得点をゲットしたのである。
 
 試合後、前代未聞の珍事を振り返ったのは殊勲のプリチャードだ。
 
「こんなことは二度と起こらないと思うよ。とにかく、僕は2アシストだね(笑)」
 
 ちなみに、記録上はいずれもストックデイルのオウンゴール。もはや慰めの言葉も見当たらない……。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事