重複した夏のトップターゲット…ペップとモウリーニョによる争奪戦が勃発!?

2017年04月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

イブラの長期離脱が濃厚となり、強化が必至となったマンU。

グアルディオラ(右)とモウリーニョ(左)。前線のテコ入れを図りたいという両指揮官の思いはグリエーズマンに届くのか? (C) Getty Images

 マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、来シーズンに向けた補強のトップターゲットとして、アトレティコ・マドリーに所属するフランス代表FWのアントワーヌ・グリエーズマンを挙げているという。現地時間4月21日に英紙『デイリー・メール』が報じた。
 
 昨夏にアトレティコとの契約を2021年6月まで延長したグリエーズマン。だが、今シーズンもリーガ・エスパニョーラで15得点、チャンピオンズ・リーグで5得点など、クラブと代表で通算26得点をマークして好調を保つ彼には、引き続きメガクラブから熱い視線が注がれている。
 
 そのひとつがマンチェスター・Cだ。デイリー・メール紙は、グアルディオラ監督がアルゼンチン代表FWのセルヒオ・アグエロを『オールラウンドなストライカー』に仕立てようとしたが、去就が微妙なことから、グリエーズマンをブラジル代表FWのガブリエウ・ジェズスと組ませる考えであることを伝えた。
 
 だが、マンチェスター・Cのライバルであるマンチェスター・ユナイテッドも、同じくグリエーズマンを狙うビッグクラブだ。ジョゼ・モウリーニョ監督がグリエーズマン加入を望んでいるといわれている。
 
 さらにマンチェスター・Uは、20日に行なわれたアンデルレヒトとのヨーロッパリーグ準々決勝・第2レグで、エースのズラタン・イブラヒモビッチが右膝を負傷。全治8か月以上の長期離脱の見込みで、契約満了となる6月以降の去就に大きな影響を及ぼすのは間違いない。
 
 仮にイブラヒモビッチが契約を延長し、残留をした場合でも、報道されている靭帯断裂が事実であれば、来シーズン前半戦を棒に振ることは避けられない。そのため、モウリーニョ監督とマンチェスター・Uは前線強化の必要性をより一層、感じているはずだ。
 
 このマンチェスター勢の他にも、レアル・マドリーやチェルシーなど、グリエーズマンを狙うクラブは後を絶たない。デイリー・メール紙は、「獲得には7500万ポンド(約105億円)という大金が必要」との見立てを伝えている。
 
 以前、「僕はA・マドリーを去るつもりはない」と、自身の去就をめぐる論争にうんざりした様子を見せたグリエーズマン。しかし、当人の思いとは裏腹に、夏の移籍市場が閉まるまで過熱報道が収まることはなさそうだ。
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