「ユーベの偉大なエムブレムを守る責任がある」ディバラに捧げるテベスの金言

2017年04月22日 遠藤孝輔

イタリア王者の未来を明るく照らす希望の光に。

契約を延長し改めてユベントスへの忠誠を誓ったディバラ(左)。偉大な先達テベス(右)の言葉は改めて胸に刻んでおきたい言葉かもしれない。(C)Getty Images

≪注目コメント≫
「いつまでも、このユニホームと共に」


発言者:パウロ・ディバラ(ユベントス/アルゼンチン代表)

 衝撃の2ゴールを叩き込み、バルセロナ撃破(チャンピオンズ・リーグ準々決勝第1レグ)の立役者となった2日後、23歳のレフティーがユベントスとの契約を2022年6月まで延長。年俸も300万ユーロ(約3億6000万円)から700万ユーロ(約8億4000万円)への大幅増となった。その公表直後のツイートだ。ユベンティーノを狂喜乱舞させた「ラ・ホジャ(宝石)」がその異名どおり、イタリア王者の未来を明るく照らす希望の光になる。バルセロナやレアル・マドリーなど獲得を狙うクラブも、当分はその輝きを周囲から眺めるしかないか。


≪ディバラに捧げる"金言"≫
「ユーベの偉大なエムブレムを守る責任がある」

発言者:カルロス・テベス(上海申花/元アルゼンチン代表)

 2013年夏から2年間に渡り、イタリアの盟主に忠義を尽くしたカルロス・テベス。アレッサンドロ・デル・ピエロの10番を受け継ぎ、巨大な重圧を背負っていたアタッカーは退団前、その背番号以上に大切にしている心持ちを語っていた。ゴンサロ・イグアインと並ぶチーム1の高給取りになったうえ、来シーズンは背番号10の継承も噂され、当然ながら責任が増すディバラからすれば、改めて胸に刻んでおきたい言葉かもしれない。

文:遠藤孝輔

※ワールドサッカーダイジェスト2017.05.04号より加筆・修正
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