【J1採点&寸評】神戸×柏|MOMは約1年ぶりのゴールで劇的決勝点の〝10番″。神戸は小林が好プレーも…

2017年04月16日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

神戸――伊東を封じた松下はまずまずの評価。

【警告】神戸=岩波(76分、85分)、藤田(89分) 柏=クリスティアーノ(17分)、輪湖(30分)、大谷秀和(81分)
【退場】神戸=岩波(85分)
【MAN OF THE MATCH】大津祐樹(柏)

[J1・7節]神戸1-2柏/4月16日(日)/ノエスタ
 
【チーム採点・寸評】
神戸 5.5
ファーストチャンスをしっかりとモノにするあたりに、好調ぶりが窺えたが、前半はプレスがはまらず低調な出来に。後半はコンパクトな陣形を保ちながらカウンターで攻撃の糸口を掴む。ただフィニッシュの精度を欠いた。
 
【神戸|採点・寸評】
GK
18 キム・スンギュ 5.5
52分には味方に当たってゴールに向かってきたボールをファインセーブ。試合をとおして落ち着いたセービングを見せていたものの、決定機を止めることはできなかった。
 
DF
3 渡部博文 5.5
前半はクリスティアーノと激しい競り合い、相手の攻撃を停滞させた。ただし、岩波を欠いた終盤に集中力を切らし、失点を許した。
 
5 岩波拓也 5
渡部とともにラインを巧みに操り組織的な守備を構築していたが、何度か隙を突かれて突破を許すシーンも。なにより終盤の退場は致命的だった。
 
6 高橋峻希 5.5
タイミングの良い攻め上がりで攻撃に厚みを加え、35分には小林のゴールをアシスト。90分を通して攻守のバランスを崩さず振る舞ったが、最後に大津のマークを外してしまった。
 
23 松下佳貴 6
程よい距離感を保ち、伊東のドリブルを封じた。相手のストロングポイントを消した働きは大きかった。
 
MF
7 ニウトン 5.5
攻撃では確実に味方につなぎ、守備では中央で相手のカウンターに備えた。攻守において正確なポジショニングは地味ながら効いていた。ただもう少しゴール前に飛び出すような積極性が欲しかった。
 
14 藤田直之 6
精力的に広範囲を走り回り味方をサポート。中央に陣取ったニウトンとの補完関係はまずまず評価できるが、決定的な仕事ができなかったのが残念。
 
29 大森晃太郎 6
ドリブルとパスの使い分けが実に秀逸だった。テンポの良い攻撃を生み出し、相手の脅威となっていた。それでも得点機を演出できなかったのが惜しい。
 
31 中坂勇哉 5(HT OUT)
序盤は積極的にドリブルでゴールに迫ったが、徐々にトーンダウン。迫力を失い前半のみでピッチを退き、リーグ戦3試合連続ゴールとはならなかった。

次ページ神戸――公式戦2試合連続ゴールの小林はチーム内トップの採点に。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事