C・ロナウドの2発でR・マドリーがバイエルンに逆転勝ち!

2017年04月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

バイエルンは先制するも退場者を出し…。

2得点を奪ったC・ロナウド(左)。欧州カップ戦での通算ゴールを100の大台に乗せた。(C)Getty Images

 現地時間4月12日、アリアンツ・アレーナでチャンピオンズ・リーグ準々決勝の第1レグ、バイエルン対レアル・マドリー戦が開催された。
 
 ホームのバイエルンは4-2-3-1の布陣。怪我のフンメルスとレバンドフスキに代わりボアテングがCB、ミュラーがCFに入った。一方のR・マドリーは4-3-3。故障でペペとヴァランヌを欠くCBの一角にはナチョが起用され、最前線にはベイル、ベンゼマ、C・ロナウドのBBCが揃って名を連ねた。
 
 試合はホームのバイエルンが序盤から積極的に押し込むが、R・マドリーは次第に落ち着きを取り戻す。14分、ベンゼマがボアテングに倒される。絶好の位置でFKを得たがC・ロナウドのシュートは枠を大きく外れた。17分にもクロースの右からのクロスにベンゼマがヘディングで狙うが、ノイアーが右手で触ったボールがポストに当たりノーゴールに終わる。
 
 バイエルンもロッベンを起点に反撃に転じる。24分、右からのCKにビダルが強烈なヘディングシュート。これが決まりバイエルンが先制に成功する。
 
 R・マドリーは41分、C・ロナウドがペナルティーエリア外から強烈なシュートを放つもGKノイアーに防がれる。
 
 するとバイエルンは44分、リべリのシュートがカルバハルの胸に当たったが、手に当たったと判定されてPKを獲得。しかし、ビダルのシュートはクロスバーを超え、追加点を逃す。前半はバイエルンの1点リードで折り返した。
 
 後半早々、R・マドリーが同点に追いつく。47分、カルバハルのクロスにC・ロナウドが右足で合わせゴール左下へ流し込む。エースの得点でゲームを振り出しに戻した。
 
 55分にはモドリッチのクロスからベイルがヘディングシュートを放つも、ノイアーのビッグセーブにあい逆転はならず。R・マドリーは57分、ベイルに代わりアセンシオを投入した。
 
 60分、C・ロナウドを倒したハビ・マルティネスがこの日2枚目のイエローで退場。10人での戦いを余儀なくされたバイエルンは、63分にシャビ・アロンソを下げベルナト、66にはリベリーに代えてD・コスタをピッチに送り込む。
 
 その後は1人多いR・マドリーの猛攻。71分、72分にベンゼマ、74分にC・ロナウドが決定的なシュートを放つが、いずれもノイアーのスーパーセーブに阻まれた。
 
 しかし76分、アセンシオの左からのクロスにC・ロナウドが右足の裏でシュート。これはさすがのノイアーも防ぎきれず、ゴールネットを揺れて、R・マドリーがついに逆転に成功した。
 
 追いつきたいバイエルンは最後の交代カードを切る。81分、ミュラーに代えてコマンを投入し、ロッベンをCFの位置にスライドさせる。
 
 90分、クロースの右からのFKにセルヒオ・ラモスが頭で合わせ、ボールはゴールネットを揺らしたものの、オフサイドの判定でノーゴールとなった。
 
 そのまま2-1で逃げ切ったR・マドリーは、2つのアウェーゴールを奪って勝利を挙げ、ベスト4進出に向けて優位に立った。バイエルンは4月18日に行われる第2レグで巻き返せるか。
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