飲酒運転で免停!? 疑惑のナインゴランが「プライバシーの侵害」と警察を非難

2017年04月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

当初は報道を否定していたが…。

運転免許を取り消されたと報道されたナインゴラン。本人は飲酒運転を否定しているが…。(C)Getty Images

 夜遊び好きを公言し、喫煙者であることも隠さない。ローマに所属するベルギー代表MFのラジャ・ナインゴランは、破天荒なキャラで知られている。だが、代表活動中に飲酒運転で免許を取り消されたという報道が出回ったとなると、話は別だろう。
 
 ベルギーメディアの『Nieuwsblad.be』は、ナインゴランが3月25日のギリシャ戦(ワールドカップ予選)後にナイトクラブで夜遊びし、翌朝7時ごろに警察に停車を命じられ、アルコール検査で高い数値を出したと報じた。1200ユーロ(約14万4000円)の罰金が科され、免許を取り上げられたという。
 
 これに対し、ナインゴランは当初「ふざけている」と否定し、『インスタグラム』で免許証を口にくわえた写真を掲載して"反論"していた。
 
 だがその後、現地時間4月11日にイタリアの『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙が報じたところによると、ナインゴランはベルギーラジオの『Radio 1』で、1200ユーロの罰金を払ったことや、アルコールの血中濃度が「法律で許される最大値を少しだけ上回っていた」と認めた。
 
 しかし、ナインゴランは「僕らはパンクで停車していた。車輪をチェックしてから僕は運転席にいたんだ。(運転していた)友人は助けを求めに近くのホテルに向かっていた」と、自分は運転していなかったと主張している。
 
 さらに、「警察は僕をプロフェッショナルに扱わなかった。話を漏らした人間の名前は知っている。彼は、逃れることはできないよ。これはプライバシーの侵害だ」と発言。情報をリークしたのは警察だとし、何かしらの対応を取る考えを伺わせた。
 
 実際にナインゴランが運転していたのかどうかは分からないが、代表戦の最中に夜遊びをしていたのであれば、イメージダウンは免れない。ベルギー代表のロベルト・マルティネス監督がナインゴランをしばらく招集しなかったのも、その態度や振る舞いを嫌ってのこととも言われている。
 
 だが、ナインゴランは「朝7時までパーティーにいたということはない。僕は友人と飲みにいっただけだ」と、夜遊びについても否定している。
 
 ベルギーは3月28日にロシアと敵地で国際親善試合を戦い3-3で引き分けているが、ナインゴランはフル出場した5選手のひとりだ。フットボーラーはピッチ上での結果がすべてという考えもあるが、ピッチ外での度を超えたトラブルは、本人の選手キャリアに傷を付けかけない。それだけに気を付けるべきな気もするが……。
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