バス爆発のドルトムント、負傷のバルトラにOBやライバルたちからメッセージが寄せられる

2017年04月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨シーズンまでの仲間の災難にギュンドアンは「信じられない…」

選手たちは現場から、武装した警官に守られてホテルに戻った。 (C) Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ準々決勝・第1レグのモナコ戦に臨むため、本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクに向かっていたドルトムントのチームバスが、爆発に巻き込まれた現地時間4月11日の事件は、大きな衝撃を世界中に与えた。

 これによりバスはガラスが割れるなどの被害を受け、CBのマルク・バルトラは病院に運ばれ、裂傷を負った手首の手術を受けたことをクラブが発表している。

 爆発は3度起こり、道路に爆発物が仕掛けられていたと報道されているが、地元警察は現在、事件の解明に向けて捜査を進めている。

 この件を受けて、ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは試合の延期、セキュリティーに関するクラブの対応などとともに、「チームには衝撃が広がっている。あの光景を忘れることは不可能だ。明日、チームが戦える状態に戻ることを願いたい」と語った。(『Kicker』より)

 また、被害を受けたドルトムントに対しては、多くの人々からメッセージが送られている。

 クラブOBでドイツ代表としても活躍したシュテファン・フロイントは「もし爆発物がバスを直撃していたらと思うと……。こんなことがあった日の翌日では、精神的に不安定な状態のままで試合に臨まなければならないだろう」と選手を気づかった。

 他クラブでは、マンチェスター・シティのイルカイ・ギュンドアンは、昨シーズンまでのチームメイトを襲った災難に「信じられない」と述べるとともに、「みんなが無事であることを願っている」とメッセージを寄せている。

 バイエルンでは、ジェローム・ボアテングも同じく「みんなの無事を祈る」、ハビ・マルティネスは同じスペイン人のバルトラに対し、「リラックスして、また明日からプレーできるよう願っている」と、ライバルチームを見舞い、激励した。

 バイエルンもクラブとしてバルトラとドルトムントの無事を祈り、またバルトラの昨シーズンまでの所属クラブだったバルセロナも、彼、ドルトムント、そして彼のファンに対してサポートを表明した。
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