【CLバイエルン×R・マドリー展望】ドイツ王者自慢のサイド攻撃が猛威を振るうか

2017年04月12日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

サイドを揺さぶられてあっさり失点を許すシーンも。

予想フォーメーション
出場停止/バイエルン=なし R・マドリー=なし
故障者/バイエルン=フンメルス(DF) R・マドリー=ペペ(DF)、ヴァランヌ(DF)

チャンピオンズ・リーグ 準々決勝ファーストレグ
4月12日(水)/20:45(日本時間27:45)/ミュンヘン
バイエルン×レアル・マドリー
主審:ニコラ・リッツォーリ(イタリア)
 
【注目ポイント/バイエルン】
●フンメルスを欠くDFラインの出来
●絶好調の攻撃陣
 
【注目ポイント/R・マドリー】
●BBCのパフォーマンス
●故障者続出の最終ラインが敵のアタッカー陣をどう封じるか
 
【試合展望】
 ホームのバイエルンに大きな死角は見当たらない。4月8日のドルトムント戦(ブンデスリーガ28節)では4-1で大勝。その試合を故障で欠場したGKマヌエル・ノイアー、FWトーマス・ミュラーはこの一戦に間に合う見込みだ。9日の練習で右足首を負傷したマッツ・フンメルスを欠くが、本調子を取り戻しつつあるジェローム・ボアテングでその穴は十分に埋まるだろう。

 頼もしいのは、攻撃陣の存在だ。主砲ロベルト・レバンドフスキ、崩しの切り札アリエン・ロッベン、司令塔チアゴ・アルカンタラと組織の核となるタレントが軒並み好調を維持。R・マドリー戦でも自慢のサイドアタックが猛威を振るうはずだ。
 
 一方、敵地に乗り込むR・マドリーは直近の公式戦5試合で4勝しているとはいえ、内容の伴った勝利は決して多くない。
 
 それでも結果を残せているのは、クリスチアーノ・ロナウドやカリム・ベンゼマの非凡な決定力の賜物だ。ワンプレーで試合を決めるだけの圧倒的な力を備えている。故障明けのガレス・ベイルがトップフォームを取り戻せば、BBCの脅威はさらに増すはずだ。
 
 小さくない不安を抱えているのが、ペペ、ラファエル・ヴァランヌなど故障者が続出しているDFライン。ここ10戦で完封したのはわずかに1試合のみで、サイドを揺さぶられてあっさり失点を許すシーンが目立つ。バイエルンにはワンチャンスをモノにするアタッカーが揃っているだけに、隙のない対応が求められる。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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