「僕はメッシじゃない!」ディバラが偉大な先輩との比較を嫌う

2017年04月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「尊敬をしている」と前置きしたうえで…。

『ラ・ホジャ(宝石)』の愛称で親しまれるディバラ。その輝きはメッシやアグエロといった同タイプのFWたちと比べられるが、本人はそれを嫌っている。 (C) Getty Images

 ユベントスに所属するアルゼンチン代表FWのパウロ・ディバラが、現地時間4月11日に行なわれるチャンピオンズ・リーグ準々決勝ファーストレグのバルセロナ戦を前に、そのビッグマッチに向けた意気込みと代表でチームメイトのリオネル・メッシについて語った。イタリア紙『レプブリカ』が伝えている。
 
 今シーズンはここまで公式戦35試合に出場し、14ゴール・8アシストをマークしているディバラ。CLのバルサ戦に向けては、「今、僕たちは彼らよりも良いプレーができていると思っている。当たるのには適切なタイミングだったね」と自信を口にした。
 
 それでも相手は決勝トーナメント1回戦のパリSG戦で、CL史上初となる4点差を覆す大逆転劇を演じた手練れのバルサだ。簡単には倒せない相手だが、ディバラは「僕たちは何も恐れてはいない。もちろんリスペクトはするけど、恐れはない」とイタリア王者としての誇りと自信を垣間見せた。
 
 また、自身初対戦となるメッシについて話が及ぶと、「僕は尊敬しているし、称賛する」と前置きをしたうえで、次のように語った。
 
「でも、僕がメッシじゃないということを知っておいて欲しいんだ。僕はディバラなんだ。だから『ディバラはディバラ』と言われるようになりたい。比較されるのは仕方ないと思うけど、マラドーナは一人だけだし、メッシもそうだ」
 
 偉大な先輩メッシとは、左効きや体型、プレースタイルはもちろん、10代でヨーロッパに乗り込んだことなど共通項が多い。それゆえに比較されることが少なくないが、ディバラはそれを嫌った。
 
「人々のそうした考えは本当に巨大なプレッシャーだ」ともこぼしたディバラ。それでも「メッシは僕のアイドル」とリスペクトを抱き続けていることは念押しした。
 
 バルサについては、「彼らはボールを持てない時に苦しむチームだ」と分析したディバラ。はたしてその狙い通りにバルサを封じ込めることができるのか? メッシとの対決も含めてディバラのプレーに注目したい。

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