再び故障離脱のG・ロッシ…それでも「障壁を乗り越える」と復帰を誓う

2017年04月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

8シーズンで128試合を欠場。故障に泣かされ続けてきた。

G・ロッシは前節でハットトリックを達成。復活が期待されていた。写真:Rafa Huerta

 倒れても、倒れても、彼は諦めない。今回も、セルタに所属する元イタリア代表FWのジュゼッペ・ロッシは、自身を襲った不幸を乗り越えようと闘志を見せている。
 
 G・ロッシは現地時間4月9日のエイバル戦(31節)で負傷して35分に途中交代。セルタは10日に、左膝の前十字靭帯断裂と発表し、復帰まで最低6か月を要すると明かした。
 
 左膝を痛めたのは初めてだが、G・ロッシはこれまで何度も負傷による長期離脱を繰り返してきた選手だ。「悲劇」が始まったのは2011年10月26日。ビジャレアル時代のレアル・マドリー戦で右膝前十字靭帯を断裂。リハビリ中の翌年4月にも同じ箇所を痛め、復帰まで1年半以上を要した。
 
 2013年1月にフィオレンティーナへと移籍したG・ロッシは、同年10月のユベントス戦でハットトリックを達成し完全復活をアピール。だが、年明けの2014年1月、またも右膝の靭帯を痛めて約4か月の離脱を強いられた。再起を期して臨んだ2014-15シーズンに至っては、開幕前の負傷が長引き、最終的に全休を余儀なくされてしまった。
 
 イタリア『スカイ・スポーツ』によると、2007-08シーズンの半月板損傷から数えて、G・ロッシは7年半で通算1041日も故障離脱を強いられてきた。欠場した試合は、8シーズンで通算128試合だ。
 
 2015-16シーズンに復帰したG・ロッシだが、新たに就任したパウロ・ソウザ監督との確執もあり出場機会を得られず、1月にレバンテへとレンタル移籍。今シーズンも一度はフィオレンティーナに復帰したものの、移籍市場閉鎖間際にセルタへローンで加入し、慣れ親しんだスペインで復活を期した。

次ページSNSで復帰に向けて意気込む。古巣もエールを送る。

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