コウチーニョがブラジル人最多得点記録を更新!次なる期待はG・ジェズスだ

2017年04月11日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

次に記録を更新するのはジェズスが本命か

3試合連続のゴールで記録を更新したコウチーニョだが、体調を崩し、3キロ体重が落ちた状態で試合に臨んだという。  (C) Getty Images

 4月8日のストーク戦でリバプールのフィリッペ・コウチーニョが、プレミアリーグ通算30得点目(今シーズンの9ゴール目)を決め、ブラジル人選手のリーグ歴代最多得点記録を更新した。
 
 ブラジル人出身だがスペイン代表を選んだジエゴ・コスタ(49点)を除くこれまでのトップは、ミドルスブラで活躍したジュニーニョ・パウリスタの29得点。以下は、今シーズン途中までチェルシーに在籍したオスカール(21点)、リバプールのロベルト・フィルミーノ(20点)、チェルシーのウィリアン(17点)と続く。
 
 しかし、その得点数を見ると、セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・C)が118得点、カルロス・テベスが84点(マンチェスター・U他)を奪っているアルゼンチン人選手と比較しても極端に少ない。
 
 その理由に、そもそも帰国や言葉の問題もあってブラジル人選手のイングランド参戦の少なさが挙げられるだろう。ストライカーは他の欧州トップリーグでは活躍が目立つものの、プレミアだと過去を振り返っても、6ゴールのジョー(元マンチェスター・C/現コリンチャンス)、1ゴールのアレッシャンドレ・パット(元チェルシー/現・天津権健)程度しか名前が出てこない。
 
 とはいえ現在は、セレソンでCFのレギュラーを張るガブリエウ・ジェズス(マンチェスター・C)と、2番手のフィルミーノが参戦中だけに、これから少しずつブラジル人ストライカーは増えるか。そのG・ジェズスは攻撃的MFのコウチーニョよりもゴールゲッター色が強く、順調にいけば2~3年後には新レコードを達成しているはずだ。
 
 ちなみに、プレミアで最も出場試合数が多いブラジル人は、ルーカス・レイバ(リバプール)で241試合。今シーズンでリバプール在籍10年目を迎え、いまやチーム最古参だ。アーセナルで活躍した2位のジウベルト・シウバ(170試合)に大差をつけて首位に立っていることにも納得だ。
 
 プレミアリーグでのブラジル人選手の得点ランキングは以下の通り。
 
1位:フィリッペ・コウチーニョ(リバプール)30点
2位:ジュニーニョ・パウリスタ(元ミドルスブラ)29点
3位:オスカール(元チェルシー/現・上海上港)21点
4位:ロベルト・フィルミーノ(リバプール)20点
5位:ウィリアン(チェルシー)、ジウベルト・シウバ(元アーセナル)、ラミレス(元チェルシー/現・江蘇蘇寧)17点
8位:ロビーニョ(元マンチェスター・C/現アトレティコ・ミネイロ)、エラーノ(元マンチェスター・C)、ジェオバンニ(元マンチェスター・C他)14点
 
文・ワールドサッカーダイジェスト編集部
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