ミランがパレルモに4発快勝! 復帰のスソが躍動し、 本田は15戦連続の出番なし

2017年04月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

スソのFKで先制し、その後も効果的に加点する。

怪我からの復帰初戦で3ゴールに絡んだスソ。ミランの攻撃を牽引した。写真:Alberto LINGRIA

 現地時間4月9日、サン・シーロでセリエA31節のミラン対パレルモ戦が開催された。
 
 7位ミランは27節で負傷したスソが4試合ぶりに復帰。パートナーの出産に立ち会うため欠場が噂されたデウロフェウ、そしてバッカと3トップを組んだ。右SBには怪我のアバーテに代わってカラブリア、CBの一角に前節に失点に繋がるパスミスを犯したパレッタではなくサパタが起用された。本田圭佑は怪我で欠場した28節を挟んで、公式戦23試合連続のベンチスタートとなった。
 
 一方、4連敗中で19位のパレルモは、1月下旬に今シーズン4人目の監督であるD・ロペスを招聘。元イタリア代表FWのディアマンティ、コスタリカ代表DFのゴンサレスなどが先発に名を連ねた。
 
 6分、ミランがいきなり先制に成功する。ペナルティーエリア手前右寄りから得た直接FKを、スソが直接叩き込む。待望の復帰を果たしたレフティーがいきなり結果を出した。
 
 その後も攻め続けたミランは19分に追加点。右サイドのスソがカットインからインスイングのクロスを上げると、ファーサイドに飛び込んだパシャリッチが相手DFともつれながら右足で押し込んだ。
 
 さらに37分には3点目。右サイドでスソがキープし、落としをカラブリアがクロス。これをゴール前のバッカがヘディングシュートで決めた。
 
 パレルモはほとんど好機を作れないまま、ミランの3点リードでハーフタイムを迎えた。
 
 後半もミラン・ペースで試合が進み、54分には速攻からバッカが決定機。59分にはモンテッラ監督が最初の交代カードを使い、ソサを下げてロカテッリを入れた。
 
 すると70分、ミランは決定的な4点目を奪う。速攻から左サイドでボールを持ったデウロフェウが、フリーのスソとバッカを囮に使ってドリブルシュート。これがサイドネットに突き刺さった。
 
 モンテッラ監督は直後の73分にスソをアントネッリ、さらに75分にデウロフェウをラパドゥーラに代える。ミランは交代枠を使い切り、本田はセリエA15試合連続の出番なしに終わった。
 
 83分にはゴンサレスが2枚目のイエローカードを食らって退場するなど、パレルモは最後まで良いところなく、4-0でミランが大勝した。
 
 これで勝点を57まで伸ばしたミランは、インテルが同時キックオフだったクロトーネ戦に2-1で敗れたため、セリエA6位に浮上。4月15日の32節ではそのインテルとミラノ・ダービーを戦う。
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