【FC東京】“特パク”のP・ウタカ。本誌平均採点は驚愕の「7.25」!

2017年04月06日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

ここまで20分に1得点という決定力。

目に見える結果を残しているP・ウタカ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 P・ウタカの活躍が半端ない。
 
 FC東京に加入した今季は"東京デビュー"となった仙台とのルヴァンカップ初戦でいきなり3ゴールに絡む活躍を披露すると、J1・4節の川崎戦でも爆発。1-0で迎えた終盤の86分、太田のクロスに合わせてチームの2点目を決め、後半のアディショナルタイムにはまさに絶妙のワンツーで大久保のゴールをお膳立てした。
 
 続く5節の鳥栖戦でも70分にヘッドで同点弾を叩き込むと、2-1で迎えた86分には相手のミスを見逃さず追加点。いずれも途中出場ながら、"特大のインパクト"を残している。
 
 川崎戦でのサッカーダイジェストの本誌採点は「7.5」、鳥栖戦でのそれは「7」。平均で「7.25」と驚異の数値を叩き出している。たしかにわずか2試合の評価だが、ここまでコンスタントに結果を出しているのは紛れもない事実だ。
 
 リーグ2試合(出場時間は計60分)で計3ゴール。平均すると、20分に1得点という決定力だ。昨季得点王の実力は伊達ではない。
 
 ちなみに、サッカーダイジェストの採点基準は以下のようになっている。採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。つまり、「7」以上と評価されるのはよほどの働きをした時だけで、この点からもP・ウタカの凄さが分かる。
 
 では、本人はその活躍をどう捉えているのか。
 
「アグレッシブにプレーできている。味方と良い距離感を保てているからこその活躍だと思っています。システムや戦術についてはプレーヤーの僕たちがどうこう言う必要はありません。自分は監督の指示に従って結果を出すだけです」
 
 与えられた仕事をこなしつつ、期待以上の結果を出す──。プロとしてあるべき姿を示しているのが、今のP・ウタカだ。
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