レスター、ストークを退けてリーグ4連勝! 岡崎も果敢なプレーで存在感を示す

2017年04月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

シェイクスピア監督は偉業を達成!

ミスが目立っていたポストプレーも確実かつ効果的にこなした岡崎。ゴール前でも果敢な飛び込みを見せるなど高い存在感を示した。 (C) Getty Images

 現地時間4月1日、レスターのキングパワー・スタジアムでプレミアリーグ30節のレスター対ストーク戦が開催された。
 
 インターナショナルウィークからの再開戦となる今節。レスターはいつもと同じ4-4-2の布陣で臨んだ。
 
 そのメンバーには腰の神経を痛めて離脱中のモーガンの代わりにベナルアンがCBの一角に入り、2列目の左サイドにはオルブライトンに代わってグレイが起用された。なお、注目の岡崎は最前線でヴァーディーと2トップを形成した。
 
 シェイクスピア体制発足後リーグ戦3連勝と好調を維持するレスターは、この試合でも序盤から積極的にプレスを仕掛けていく。そのなかで岡崎は下がってボールを受け、シンプルなポストプレーでボールを捌き、さらにはゴール前へと走り込む果敢なプレーを披露した。
 
 奮闘する岡崎を起点にしてポゼッションを高めていったレスターは18分、その日本代表FWのヘディングの落としにヴァーディーが合わせたが、これは惜しくも枠を捉えることはできなかった。
 
 それでもテンポよく攻め立てるレスターは、スーパーゴールで先手を取ることに成功する。
 
 25分、中盤でボールを受けたディディが敵バイタルエリアまで持ち込んで思い切ったミドルシュートを放つとこれが見事にネットを揺らした。
 
 1月の移籍市場で加入した男のプレミアリーグ初ゴールとなる鮮やかな一撃で先取点を奪ったレスターは、より攻勢を強めてアウェーチームを押し込んでいった。
 
 その後も、危なげなく試合を進めたレスターは1点をリードしてハーフタイムを迎えた。
 
 持ち前のハードワークを怠らずに主導権を握ったレスターは後半開始早々の47分に追加点を奪取する。右サイドからのシンプソンのクロスを、ボックス内でフリーとなったヴァーディーがダイレクトボレーで叩き込んだのだ。
 
 一方、出鼻を挫かれたストークは54分に長身FWのクラウチを投入するも、持ち味のパワフルさが鳴りを潜めて反撃の糸口を見いだせないまま、時間だけが過ぎていった。
 
 そんなアウェーチームを尻目に56分に岡崎、64分にマハレズとチャンスを創出したレスターは、70分過ぎからプレッシャーをかける位置を落として、自陣を固めて逃げ切りを図る。
 
 72分には岡崎に代えて守備のユーティリティーであるアマーティーを投入したレスターは、追い上げにかかるストークの攻撃をかわして時間を消化。点を取って逃げ切るという指揮官のゲームプラン通りに進行した。
 
 自陣で堅牢を固めたレスター守備陣は最後まで崩れることなく、個性の強いストーク攻撃陣を封殺。試合は結局、2-0のままで終了した。
 
 この一勝で指揮官のシェイクスピアは就任直後からリーグ戦4連勝という、プレミアリーグではイングランド人監督として初の偉業を達成。レスターは残留をするうえで重要になる3日後のサンダーランド戦に向けて弾みをつけた。
 
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