久保裕也が夏に4大リーグ移籍⁉ 代理人が去就と本田圭佑とのライバル関係に言及

2017年03月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

日本、スイス、ベルギーと順を追ってレベルを上げてきた理由は?

3月シリーズの日本代表で躍動した久保。ヘントでも好調なだけに、今夏のステップアップ移籍もありえるか。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 UAE、タイと戦った3月シリーズの日本代表で、5得点に絡む(2ゴール・3アシスト)大活躍を演じた久保裕也。今年1月にスイスのヤングボーイズからベルギーのヘントに移籍したばかりだが、その新天地でもここまで7試合で5得点とさっそく結果を残しているだけに、今夏のさらなるステップアップにも大きな注目が集まる。
 
 そんな中、久保の代理人を務めるマウリツィオ・モラーナが、イタリアの移籍専門サイト『トゥットメルカート』の独占インタビューで去就について語っている。
 
「ヘントはボーナス込みで約350万ユーロ(約4億2000万円)投じて、先見の明を見せた。おそらくは、6月に騒ぎになることを避けるためだ。彼の獲得がもっと難しくなっていたかもしれないからね。首脳陣や監督には、彼を最大限に生かすための明確なアイデアがあった。実は昨年の夏から獲得を狙っていたからね」
 
 また、日本(京都サンガ)、スイス、ベルギーと順を追ってリーグのレベルを上げてきたことについては、「今の我々は中間のステップにいる」と次のように語っている。
 
「ほぼすべての日本人選手が今ではブンデスリーガを選ぶ。外国人枠ルール(ビザさえ取得できれば何人でも外国人を登録可能)のおかげもあってね。でも、私はまず欧州に慣れさせるために、(当時19歳の)彼をヤングボーイズに連れていった。技術的な才能はあったけどフィジカルの面では向上が必要だったし、プレッシャーをかけすぎたくなかったんだ」
 
 1月のヘント移籍については、「より重要なリーグのクラブからの連絡を待つこともできたかもしれない。だが、良い選択をしたと思っている」と現状に満足していると語ったモラーナ代理人だが、今夏のステップアップ移籍も「絶対はない」と否定しなかった。
 
「もちろん、選手は常にベストを目指している。オファーがあれば、ヘントと話し合う。サッカーとは不思議なものだからね。でも、今は(移籍の話題で)騒がないでくれ。ベルギーにはプレーオフがあり、これからハイレベルな10試合が待っている。ここまでの彼は上手くやってきた。決めてきたゴールはほぼすべて重要な得点だったね」

次ページ本田がクラブで出番を得て初めて健全なライバル関係に。

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