スペイン、敵地でフランスを撃破! 殊勲者デウロフェウ「テクノロジーのおかげで勝ったのではない」

2017年03月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

フランスは無効でスペインは認められ…ビデオ判定が明暗分ける。

バルサの下部組織時代にはメッシを上回る逸材とまでいわれていたデウロフェウ。親善試合とはいえ、強豪とのアウェーマッチで活躍したことは大きな自信となったことだろう。 (C) Getty Images

 3月28日(現地時間)、欧州各国で親善試合が行なわれ、スペインは2-0でフランスを下した。
 
 サンドニのスタッド・ドゥ・フランスで行なわれた一戦、アウェーのスペインが前半からフランスを上回る数のチャンスを作ったが、前半はゴールを奪うまでには至らなかった。
 
 後半開始直後、フランスは左からのクロスをグリエーズマンが頭で押し込んでゴールネットを揺らしたが、これはビデオ判定に持ち込まれ、ラストパスを出したクルザワがオフサイドだったとして、ノーゴールとなった。
 
 救われたスペインは67分、交代出場したばかりのデウロフェウがこぼれ球を拾ってペナルティーエリアに侵入したところで倒されてPKをゲット。これをシルバがGKの逆を突いて決め、アウェーチームがリードを奪った。
 
 後半はより攻勢を強めたスペインは77分、速い攻めから左SBのジョルディが入れたクロスをデウロフェウが合わせてゴール。これもビデオ判定に持ち込まれたが、クロスの瞬間、デウロフェウは相手DFよりもわずかに後ろにいたとして、勝ち越しゴールは認められた。
 
 2ゴールに絡んだミラン所属のデウロフェウは、3年ぶりに刻んだ代表キャップ2試合目で勝利の立役者になったことについて、「一生懸命にプレーしたから、この結果はとても嬉しい」と感想を語っている。
 
 ビデオ判定でゴールが認められたことついて、「最初は取り消されるかと思ったが、認められて良かった」と振り返るデウロフェウだが、「ルールは変わったが、テクノロジーのおかげではなく、自分たちの力で勝った。我々は前半からチャンスを作り続けていた」と強調した。
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