メッシ、バッジョ、カッサーノ、カペッロ――トッティが「恩師、先輩、後輩」を語る

2017年03月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

プロデビュー時の恩師は日本にも馴染みが深いあの人。

プロデビューから25年目を迎えたトッティ。サッカー界の恩師、元チームメイトなどについて語った。(C) Getty Images

 現地時間3月23日、イタリアのテレビ番組『カナレ5』に、ローマのフランチェスコ・トッティが出演した。インタビューのなかで元イタリア代表FWは、サッカー界の恩師やビッグネームについての思いを告白した。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』や『コッリエレ・デッロ・スポルト』などイタリア各紙も伝えている。
 
 16歳でプロデビューした当時の監督で、トッティにとっては父親とも呼べる存在だったのが、先日80歳の誕生日を迎えたカルロ・マッツォーネだ。元日本代表の中田英寿をペルージャ時代に指導したことでも知られる恩師をプリンチペ(王子)は、「偉大な人物と知り合うことができて幸運だった。彼は僕にすべてを与えてくれ、僕もできる限りを返そうとした」と称賛した。
 
 また、2000-01シーズンにともにスクデットを獲得したファビオ・カペッロについては、「優勝するために競争力のあるチームにするという点ではナンバーワンの指揮官だ」と、ミラン、ユベントス(カルチョ・スキャンダルによりはく奪)、レアル・マドリーなどのメガクラブにタイトルをもたらした名将について分析した。
 
 一方、指揮官だけではなく伝説の選手についても言及している。ディエゴ・マラドーナについては「カルチョ(サッカー)そのものだ。別次元だよ」と絶賛。"イタリアの至宝"ロベルト・バッジョには、「イタリア・サッカーの歴史をつくった。ピッチ内外を問わず偉大な人」と惜しみない賛辞を寄せた。さらに同じ時代を戦った"ファンタジスタ"、アレッサンドロ・デル・ピエロを「友人」と表現。「ユベントスの歴史をつくり、勝者となった。僕らは一緒にワールドカップ(2006年ドイツ大会)でも優勝した」と振り返っている。

次ページ5年半コンビを組んだ“悪童”についての思いを吐露。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事