【日本代表】主将不在の3月2連戦。ムードメーカー槙野は「まとまりを作るのが僕の仕事」

2017年03月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「監督とのディスカッションのなかでクエスチョンがある選手もいる」

長谷部不在のなか、槙野はチーム内でリーダーシップを意識して行動しているようだ。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 日本時間の3月23日深夜(同24日午前0時30分キックオフ)、日本代表は敵地でUAE戦を迎える。決戦を翌日に控えた同22日、日本代表は試合会場となるアルアインのハッザーア・ビン・ザーイド・スタジアムで前日練習を行なった。
 
 今回のUAE、タイとの2試合では、キャプテンの長谷部誠が離脱。ロシア・ワールドカップのアジア最終予選後半戦スタートの大事な連戦で大きな痛手を被った日本代表だが、この事態にチーム内のまとめ役を買って出ているのが、ムードメーカーでもある槙野智章のようだ。
 
 前回UAE戦では負傷の影響で招集辞退となった槙野だが、主将不在の今回はより存在感を強め、リーダーシップを発揮していく気持ちを見せている。
「今回はキャプテンがいないというなかで、みんなが混乱を招かないように練習もそうだし、毎日の中でみんなが同じ方向を向くようにまとまりを作るというのが僕の仕事かなと」
 
 本人の言葉によれば、チームとしての一体感を作り上げるべく、動きもあるようだ。
「若い選手が入ってきたなかで、監督とのディスカッションでクエスチョンがある選手もいるので、そういう意味でも間に入ってこうだよと伝えたり」と、ハリル体制ではコンスタントに招集される年長者としての立場もわきまえた行動を取っている。
 
 最終ラインはセンターバックの吉田麻也、森重真人が盤石の構えで、両サイドも欧州で継続的な活躍を見せる酒井宏樹、酒井高徳の起用が濃厚。槙野自身は、おそらくベンチスタートの可能性が高いとみられるが、「自分の立ち位置、やるべきことは理解しているつもり。呼ばれた時にしっかり出せるのがプロ」と語る元気印が売りのファイターは、ピッチ内外であらゆる状況に対応していくつもりだ。
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