現役続行か、幹部就任か、それとも…トッティが「第3の選択肢」を明かす

2017年03月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

ローマを離れることも視野に…。

引退することもほのめかしたトッティ。その場合、第2のキャリアはどのような道を歩むのか? ローマの王子の去就に注目が集まっている。 (C) Getty Images

 現役続行か、引退してクラブのフロント入りか。シーズン後の去就が注目されるローマのFWフランチェスコ・トッティは、イタリアのテレビ番組で、代理人への転向も選択肢である明かした。
 
 昨年9月に40歳となったトッティは、今シーズンこここまでセリエAで11試合に出場して2得点。スタメンは昨年9月のクロトーネ戦(5節)の1試合のみで、ヨーロッパリーグでは4試合に先発出場したが、かつてのように出番を得るのが難しくなっていることは否めない。
 
 昨夏にローマと1年契約を結んだトッティだが、クラブからはすでに引退後の幹部契約も提示され、ディレクターとしての地位も内定しているため、契約が切れる今夏にユニホームを脱ぐ決断を下すのかが注目されるところだ。
 
 そんななか、トッティはイタリアのテレビ番組『カナレ5』の番組に出演。親交のあるジャーナリスト、マウリツィオ・コスタンツォのインタビューに応じた。放送は現地時間3月23日だが、番組の予告でトッティは、「この数か月、どうするかをすごく考えている」とコメント。プレー自体について「楽しいし、自分の人生」としつつ、引退について熟慮していると明かした。
 
 また、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙などイタリア・メディアは、22日にインタビューの一部を報道。1年後に何をしているかとの質問に対してトッティは、「ローマの幹部になっているかもしれないし、まだピッチに立っているかもしれない」と述べたうえで、次のように続けた。
 
「もしくは、代理人になって、新しいチャンピオンたちを探しているかもしれないよ。僕はサッカー界でちょっと経験を積んできたつもりだ」
 
 代理人を務めることになれば、それはユースに入団した12歳のころから28年にわたってローマ一筋で生きていたトッティが、クラブを去ることを意味するが……。
 
 なお、トッティは事あるごとに確執が騒がれるルチアーノ・スパレッティ監督について、「僕なら彼を監督に残す。彼はローマの未来だ」と続投を後押し。また、最大の後悔を問われると、「ローマでチャンピオンズ・リーグ優勝を果たせなかったこと」と答えている。
 
 インタビューではプライベートにも言及しており、トッティは、「イラリー(・ブラージ夫人)ともうひとり子どもをつくることも考えているんだ。クリスティアン(長男)に聞いたら、もうひとり男の子がほしいというんだよ」と、4人目の子どもを望んでいることも明かしている。
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