シュバインシュタイガーがMLSシカゴ・ファイアーへ電撃移籍!

2017年03月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼らのプロジェクト助けたい」とMLS入りを決断。

今シーズンはベンチにすら入れない日々も経験したシュバインシュタイガー。新天地ではそうした鬱憤を晴らす活躍ができるだろうか? (C) Getty Images

 3月21日、マンチェスター・ユナイテッドは、元ドイツ代表MFのバスティアン・シュバインシュタイガーをMLSのシカゴ・ファイアーに放出することを公表した。
 
 マンチェスター・Uの公式サイトによれば、シュバインシュタイガーはメディカルチェックとビザ取得が終了次第、早急にシカゴに渡ってプレーを開始するという。
 
「マンチェスター・ユナイテッドで得た多くの友人たちと別れるのは寂しいが、シカゴ・ファイアーでチャレンジすることを認めてくれたクラブに感謝している」

 そうコメントしたシュバインシュタイガーは、15年夏にバイエルンからマンチェスター・Uに移籍。しかし、今シーズンはジョゼ・モウリーニョ新監督の下で構想外となり出場機会が激減。FAカップでは2試合(1得点・1アシスト)、ヨーロッパカップとリーグカップでは1試合ずつ出番を得たが、プレミアリーグの出場はゼロだった。
 
 また、米紙『シカゴ・トリビューン』によれば、シュバインシュタイガーはデシグネイテッド・プレーヤー(特定選手)として年俸450万ドル(約5億1000万円)で合意した模様だ。
 
 シカゴ・ファイアーの公式サイト上でもコメントしたシュバインシュタイガーは、以下のように意気込んだ。
 
「僕はキャリアを通じて、常にポジティブなインパクトを残せて偉大なものを築くことに貢献できる機会を求めてきた。シカゴ・ファイアーに移籍することもそれと変わらない。ネルソン(・ロドリゲスGM)、パウノ(ベリコ・パウノビッチ監督)との会話により、クラブのビジョンや哲学に魅了され、彼らのプロジェクトを助けたいと思っている」
 
「僕のとっておきの感謝はユナイテッド・サポーターたちへ贈りたい。マンチェスター時代を特別なものにしてくれた」とも語った32歳のシュバインシュタイガー。自身のキャリアの終焉も近づきつつあるだけに今回の決断は、第2の人生へ向けた準備なのかもしれない。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事