バルサがイニエスタに「2+1年」の契約延長オファー。引退後のポストも用意

2017年03月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

引退後はカンテラの責任者に就任か?

イニエスタは「2+1年」の契約延長に加え、カンテラの責任者に就任するというオファーも受け入れるのか。(C)Getty Images

 ネイマール、ルイス・スアレスに続き、3月10日にはイバン・ラキティッチとの契約更新も済ませたバルセロナ。彼らの次なるターゲットは、どうやら2018年6月で契約満了を迎えるキャプテンのアンドレス・イニエスタになるようだ。

 スペインの『マルカ』紙によれば、すでに2年間の契約延長(+1年延長のオプション付き)でイニエスタ側にオファー済み。さらに、今年5月で33歳を迎えるだけに、そこには引退後のオファーも含まれているという。

 クラブ側が現役引退後のイニエスタに望むのは、カンテラの責任者、つまり「トータルディレクター」のポストに就いてもらうことだ。

 イニエスタやシャビ、リオネル・メッシらを輩出した世界最高の育成機関「ラ・マシア」は、現在衰退の傾向にある。その証拠に、近年トップチームで確固たる地位を築いたカンテラーノは、セルヒオ・ブスケッツ(28歳)やジョルディ・アルバ(27歳)が最後。今シーズンはセルジ・ロベルトが健闘を見せるものの、現在のレギュラー陣を脅かすほどの人材は、残念ながらいまのカンテラには見当たらない。

 カンテラでプレーする少年たちにいま一度「バルサ流」を叩き込み、カンプ・ノウにふたたびバルサらしさを取り戻したい――。そう考えるクラブ首脳にとって、12歳からバルサ・カンテラでプレーし、18歳でトップデビューを果たして、チームキャプテンにまで上り詰めたイニエスタは、まさしく同ポストに適任なのだろう。

 バルサはイニエスタに正式に想いを届けたが、はたしてイニエスタはこのオファーに対し、どのような反応を見せるのか――。

文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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