“ミランの象徴”を超えた! カシージャスがUEFA最多出場記録を更新

2017年03月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

R・マドリーで157試合、ポルトで18試合に出場。

マルディーニの記録を塗り替えたカシージャス。足掛け18年でのレコード達成となった。(C)Getty Images

 ポルトのGKイケル・カシージャスは、現地時間3月14日に行われたチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第2レグのユベントス戦にフル出場。UEFA主催のコンペティション出場試合数を175に伸ばし、パオロ・マルディーニ(元ミラン)が持っていた歴代最多出場記録を更新した。
 
 レアル・マドリーの下部組織で育ったカシージャスは、1999-2000シーズンにトップチーム入りすると、16年に渡り超名門の守護神に君臨。CL、UEFAスーパーカップなど通算157試合に出場し、CL優勝3回、トヨタカップ(インターコンチネンタルカップ)優勝1回などのタイトル獲得に貢献した。
 
 しかし、徐々にマドリーで居場所を失い、2015年夏にポルトへ移籍。そして、2月22日の第1レグでマルディーニの記録に並ぶと、3月14日の第2レグで通算175試合とし、単独首位に躍り出た。
 
 2位となったマルディーニはミラン一筋で174試合に出場し、3位はシャビ(現アル・サッド/元バルセロナ)の173試合。以下、クラレンス・セードルフ(元ミラン、R・マドリー、アヤックスなど)が162試合、ラウール・ゴンサレス(元R・マドリー、シャルケ)が161試合と続いている。
 
 カシージャスと言えば、1月に横浜FCとの契約を更新して「50歳Jリーガー」になった"日本のキング"三浦知良に対し、「僕も40歳までプレーしたいと思っているけど、ビックリしたよ。50歳までプレーするなんて。ミウラを尊敬する」と語っていた。
 
 現在35歳のため、言葉通りならあと5年はプレーしそうなカシージャス。今シーズンはユーベに屈してベスト16ですでに敗退したが、来シーズン以降のCLでどこまで記録を伸ばせるかに注目だ。

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