レスター守護神、第1レグに続くPK阻止に「大きな自信になった」

2017年03月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ベストなチームのひとつを倒したことは大きな誇り」(指揮官)

見事な反応で窮地を脱したシュマイケル。今ラウンドでは好守を連発した。 (C) Getty Images

 チャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第2レグ、レスターはセビージャに2-0で勝利し、合計スコア3-2で準々決勝進出を決めた。
 
 この試合、ゴールを挙げたモーガン、オルブライトとともに、勝利の殊勲者として挙げられるのは、GKのシュマイケルだ。
 
 2点をリードして迎えた80分、自らのファウルでPKを与えてしまった守護神。決められれば、合計スコアで追い付かれてしまうところだったが、エヌゾンジのシュートを見事な反応で止め、最大のピンチを防いでみせた。
 
 ちなみに彼は、第1レグでもPKを防いでおり、守護神としての役割を最大限に果たして、ベスト8入りの立役者となった。
 
 またこの試合は、シェイクスピア政権の誕生から最初の試合ということでも注目を浴びた。
 
 成績不振によるラニエリ前監督の解任を受けて暫定監督に就任すると、リバプール戦、ハル戦と2戦連続でレスターを勝利に導いたシェイクスピア監督。今回、初のCLの舞台でもチームの力を十二分に引き出し、クラブ史に残る偉業を果たした。
 
 勝利に大きく貢献した2人の功労者のコメントは、以下の通り。
 
◇キャスパー・シュマイケル
 
 自分が最後にPKを止めたのは3年前のことだったと記憶しているが、それが今回のラウンドでは2試合で2回! これは私にとって、大きな自信になった。
 
 我々はこの試合で、昨シーズンのようなプレーを見せて、勝ち上がることができた。これは、全ての力を出し切ったことへの報酬と言っていいだろう。
 
 本当に最高の夜だ。まったくもって、信じられない!
 
◇クレイグ・シェイクスピア監督
 
 最初の15分間はセビージャに自由なプレーを許さないというのが、試合前の我々の狙いだった。
 
 先にゴールを挙げたことで、試合の流れも変わり、我々は主導権を握ることができた。運にも恵まれたと思う。
 
 今夜、セビージャのような、欧州でもベストなチームのひとつを倒したことは、我々にとって大きな誇りだ。ここ数シーズンのセビージャの躍進ぶりを見れば、今回、我々が果たしたことの偉大さが分かるだろう。
 
(暫定監督時代を含めて3戦全勝を飾ったことについて)まだ3試合を戦っただけだ。これから、修正していかなければならない点は多々ある。ただ今夜は、この勝利を祝い、楽しみたいと思う。
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