4バック変更で高まる内田への期待感。不振のシャルケを救えるか。

2017年03月11日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「良い方向に機能した」と指揮官は4バックに手応え。

背中の痛みを抱えて離脱していた内田だが、現在はチーム練習に合流している。(C)Getty Images

 現在ブンデスリーガで13位に沈むシャルケ。リーグ戦ではここ3試合白星がなく、23節のボルシアMG戦では2-4と惨敗を喫した。そのショックを払拭するためにも、ホームにアウクスブルク迎える次節(3月12日)は是が非でも勝点3が欲しいところだ。
 
 ポイントとなるのは、新システムの4-2-3-1が機能するかどうか。守備の要ナウドが内転筋の負傷で離脱した影響もあって、ここ最近は8節から導入した3バックが機能せず、ELベスト16第1レグのボルシアMG戦(3月9日)では4バックに変更。試合は1-1のドローに終わったが、マルクス・ヴァインツィール監督は「良い方向に機能したと思う」と手応えを口にした。ナウドの今シーズン中の復帰が難しい状況を考えれば、今後も4バックを採用する可能性は高い。
 
 となれば待たれるのは、内田篤人の本格復帰だ。昨年12月のレッドブル・ザルツブルク戦(ELグループステージ6節)以降は公式戦の出場がないものの、現在はチーム練習に合流しており、いつベンチ入りしてもおかしくない。
 
 ボルシアMG戦で右SBで出場した20歳のティロ・ケーラーは、不安定なパフォーマンスに終始。特に守備面では課題を露呈し、対面したファビアン・ジョンソンとの1対1で後手に回るケースが少なくなかった。
 
 内田が復帰すれば、そうした守備の不安を解消できるだけでなく、攻撃面での貢献も十分に見込めるだろう。シャルケを不振から救うためにも、"ウッシー"の一日も早い帰還が求められる。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事