【浦和】4-1快勝も指揮官は「集中欠いた」と苦言。兜の緒を締めアウェー上海上港戦へ

2017年03月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

3月15日にフッキ、オスカールを擁する上海上港戦に臨む。

「4-1で勝利はしたが……」と続けてチームに苦言も呈したペトロヴィッチ監督。次戦へ向けて気を緩めなかった。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ・3節]浦和 4-1 甲府/3月10日(金)/埼玉

 4-1の快勝にも指揮官の表情に笑顔はなかった。

 関根が2アシストを含む3ゴールに絡む活躍を見せ、FW陣は興梠、武藤、李、さらにはラファエル・シルバにもゴールが飛び出した。前線が大爆発を見せ、甲府を寄せ付けなかったが、ペトロヴィッチ監督は試合後のインタビューで「4-1で勝ちはしたが、良いとは言えない部分も目についた」と、諸手を挙げて勝利を喜ぶことはしなかった。

【浦和 4-1 甲府 PHOTO】後半の4得点で浦和が甲府に大勝

 さらに、前半は再三チャンスを掴みながらも決め切れず、逆にカウンターを食らってあわや先制を許す場面もあり、「チャンスを決められないなかで、集中力を欠くようなプレーも見られた」と、チームに対して厳しい指摘を行なった。

 それでも、最後には「4-1で勝利したことは良しとしていいだろう」と答え、ホームでの連勝に一定の評価を下したが、内容には満足感を示さなかった。

 翌週の3月15日には現在2連勝中のACLで、グループ最大の敵と言える上海上港戦を敵地に乗り込んで迎える。相手はブラジル代表のオスカール、フッキ、さらにはエウケソンとワールドクラスのタレントを擁するチーム。グループリーグの今後の展開を占う意味でも重要な一戦となる。そんな試合を前に、指揮官の苦言はチームにピリッとした緊張感を与えるものとなった。
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