鳥栖がコロンビア代表FWのイバルボ獲得に前進! イタリア人SDを介して3年契約締結へ

2017年03月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

豊田とのコンビが実現すれば、J屈指の破壊力を有することに。

ここ最近は周囲に期待に応えきれていないイバルボ。心機一転、日本で再起をかけたいところだろうか? (C) Getty Images

 セリエAでも実績を残し、コロンビア代表としてもプレーしたヴィクトール・イバルボが、J1のサガン鳥栖に移籍する可能性が急浮上している。イタリア随一の移籍専門記者で、『サッカーダイジェストWeb』でも執筆しているジャンルカ・ディ・マルツィオ氏が伝えた。
 
 ディ・マルツィオ記者の記事によれば、今年1月にパナシナイコスからカリアリにレンタルバックをしていたイバルボに着目した鳥栖は、まずカリアリとアスコリでスポーツディレクターを務めたフランチェスコ・マッロック氏の招聘を画策。同氏を介してコロンビア代表FWの獲得に迫っているという。
 
 また、『トゥットメルカート』など複数の現地メディアによれば鳥栖は、現指揮官のマッシモ・フィッカデンティと11-12シーズンから2年渡って師事を受けた間柄であるイバルボと水面下で具体的な交渉を進めており、鳥栖と3年契約を結ぶ見込みだという。
 
 現在26歳のイバルボは、2011年に母国のアトレティコ・ナシオナルからカリアリへ移籍し、3シーズン半に渡って主力として活躍。しかし、2015年1月にローマへレンタル移籍したが、ポジションを掴むことはできずに期待を裏切った。
 
 その後、同年9月にワトフォードへ移籍するもプレミアの水に馴染めず、2016年1月には古巣アトレティコ・ナシオナルに復帰。同年夏にはパナシナイコスへとレンタルで加入するも、出場がわずか8試合にとどまったうえ無得点と戦力となれずに、2017年1月末に保有権を持つカリアリへ復帰した。しかし、ここでもレギュラーの座を掴めずに苦しんでいる。
 
 とはいえ、その巨躯の利したパワフルなプレーは、かつて母国のレジェンドであるファウスティーノ・アスプリージャにも喩えられたほど。2トップでコンビを組むことが予想される日本代表FWの豊田陽平との大型CFコンビが成立すれば、その破壊力はJリーグ屈指となるはずだ。
 
 今オフに小野裕二や権田修一など名うてのタレントを獲得した鳥栖。すでにメディカルチェックを残すのみとも伝えられるイバルボの獲得が決まれば、より一層の戦力アップとなるだけに、その動向に注目したい。
 
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