バルサの大逆転劇当日、マドリーのペレス会長は……

2017年03月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

マドリーはバルサの敗退を望んでいたはずだが…。

皮肉にもバルサの歴史的勝利の日に誕生日を迎えたマドリーのペレス会長。心中やいかに……。(C) Getty Images

 バルセロナがチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグで、パリ・サンジェルマン相手に収めた奇跡的な大逆転勝利は、世界中で大きなトピックとなった。この一戦が行われたのは3月8日。あるサッカーエグゼクティブの誕生日だったことをご存じだろうか?
 
 その人物とは、レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長。1947年3月8日生まれのペレス会長は、バルサがパリSGを下した日に70歳の誕生日を迎えていたのだ。
 

 ペレス会長といえば先月、バルサがアラベス相手に戦うコパ・デル・レイ決勝(5月27日)の開催地について、マドリーの本拠地サンチャゴ・ベルナベウでの開催を希望するバルサに対して、「ベルナベウでは建設工事を行う。そのため使用できない」と表明。宿敵に対する嫌がらせではないかと物議を醸していた。
 
 ちなみに、マドリーではパリSG戦を前に、主将のセルヒオ・ラモスが7日に行われたナポリ戦の終了後に、「バルサが負けてくれたら、より良く眠れるだろうね」とコメント。また、かつてマドリーに所属し、パリSGを経て現在はラス・パルマスでプレーするヘセ・ロドリゲスも「バルサはノーチャンスだと思うよ。パリSG相手に逆転はできないだろうね。大逆転は歴史的にマドリーの専売特許だ。バルサのものじゃない。」と発言するなど、ライバルを挑発していた。
 
 当のペレス会長は試合当日、3月3日に永眠したレイモン・コパ(元マドリーのレジェンド)の葬儀に出席するためにフランスを訪れていた。とはいえ、バルサの敗退を願って、もちろんCLの結果は気になっていたことだろう。日本で言えば古希に当たる記念すべき日に、仇敵の歴史的逆転劇に何を思ったのか……。

【バルサ対パリSG】CL史上に残る「奇跡の大逆転劇」を写真で振り返る!
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