S・ラモスがヘディング連発! マドリーがナポリを退け7年連続のCLベスト8進出!

2017年03月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

マドリーは先制を許しても焦らず、セットプレーから2ゴール。

得意のヘディングシュートでマドリーを勝利に導いたS・ラモス。さすがの勝負強さを見せた。(C)Getty Images

 現地時間3月7日、チャンピオンズ・リーグの決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、ナポリ対レアル・マドリー戦が開催された。
 
 2月15日のファーストレグを1-3で落として後がないナポリは、その時と同じ11人がスタメン。CFにはメルテンスが入り、ポーランド代表FWのミリクはベンチスタートとなった。
 
 一方のマドリーはヴァランヌが故障離脱し、CBの一角にペペを起用。逆にファーストレグは負傷中だったベイルがすでに復帰しており、ベンゼマ、C・ロナウドと前線で「BBC」を形成した。
 
 序盤はベスト8進出には2点差以上の勝利しかないナポリが積極的に攻め、マドリーがそれに耐えながらカウンターを狙うという大方の予想通りの展開となる。
 
 すると24分、ナポリが先制に成功する。ハムシクが後方からのボールをダイレクトでスルーパスに繋げると、走り込んだメルテンスがワントラップ後に左足で流し込んだ。
 
 その後も同様の展開が続き、マドリーは28分にC・ロナウド、ナポリは37分にインシーニェが決定機を迎えるも、いずれもシュートがポストに弾かれて惜しくもゴールならず。ナポリの1点リードでハーフタイムを迎えた。
 
 後半もナポリが積極的に攻めるが、逆に51分、マドリーが同点に追いつく。左サイドのCKからS・ラモスが得意のヘディングで合わせて、ゴールネットを揺らした。
 
 その6分後の57分、マドリーはさらに加点する。今度は右サイドからのCKで、クロースのセンタリングからS・ラモスのヘディングというまったく同じパターンで勝ち越しゴール。メルテンスの頭に当たってコースが変わったため、記録上はオウンゴールとなった。
 
 これで2試合合計5-2と圧倒的優位に立ったマドリーのジダン監督は68分、ベイルを下げてより守備力の高いL・バスケスを投入。一方、56分にアランとログを交代させたナポリのサッリ監督は、70分にインシーニェをミリク、75分にハムシクをジエリンスキに代えた。
 
 その後、マドリーはしっかり守備を固めながらも、77分にベンゼマをモラタ、80分にモドリッチをイスコに代えて前線の機動力も担保。すると試合終了間際の91分、C・ロナウドのシュートがGKに弾かれると、そのこぼれ球をモラタが押し込んで3点目を挙げた。
 
 直後に試合終了のホイッスルが鳴り、マドリーがファーストレグと同じ3-1でナポリを撃破した。
 
 2戦合計6-2で勝ち抜けたマドリーは7年連続のベスト8進出。大会がチャンピオンズ・カップからチャンピオンズ・リーグに生まれ変わった1992-93シーズン以降、どのチームも成し遂げられていない連覇に、また一歩近づいた。
 
 なお、準々決勝の抽選会は3月17日に開催される。
 
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