次期監督も契約問題も無関係! メッシの「電話パフォーマンス」の理由とは!?

2017年03月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

一挙手一投足が注目されるがスタープレーヤーであるがゆえに…。

私信が騒動に発展してしまったメッシ。全ての言動が勘繰られてしまう……。 (C) Getty Images

 3月4日(現地時間)に行なわれたリーガ・エスパニョーラ第26節で、セルタに5-0と圧勝したバルセロナだが、先制点を挙げたFWリオネル・メッシのゴール後のパフォーマンスが気になったファンも少なくないだろう。
 
 24分、得意の小刻みなドリブルで相手選手を次々にかわしたメッシは、左足シュートで先制点を奪取。チームとゴールを祝ってから、いつものように両手で天を指さしたが、ここからいつもと違うジェスチャーを見せた。スタンドを指さしてから、右手で電話をかける仕草をしたのだ。
 
 この「電話パフォーマンス」には、何か特別な意味があるのか?――
 
 メディアが注目したのは当然だ。バルセロナは最近、ルイス・エンリケ監督が今シーズン限りでの退任を発表し、現在は次期監督探しが注目されているところである。
 
 そこで今回のメッシのパフォーマンスは、スタンドにいたフロントに向け、希望の新監督を招聘するように呼び掛けたのではないか? という声も上がった。
 
 また、メッシ自身の契約状況に注目したメディアもある。2018年で現在の契約が満了するメッシは、昨年から延長交渉が進んでいないとの報道が絶えない。そのため、「電話パフォーマンス」は痺れを切らしたメッシが首脳陣に決断を迫るためのアピールだったのではないか? との推測も浮上した。
 
 しかし、これらはまったくの的外れだったようだ。
 
 スペインの『アス』紙や『ムンド・デポルティボ』紙によると、クラブにパフォーマンスの意図を問われたメッシは、「甥と連絡が取れなかった」ことが理由だと説明したという。祝い事に関して、日中を通じて連絡していたものの、電話が繋がらなかったのである。
 
 ちょっとしたジェスチャーまで、監督問題や契約問題と関連付けて騒がれてしまったメッシ。一挙手一投足が注目されるのがスターとはいえ、周囲も気にしすぎ?
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