「10回も答えた。これ以上はやめてくれ」アグエロ去就質問にペップが苛立ち露わ

2017年03月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「10回も答えた。10回だ」と記者を睨みつけるように回答。

これまでのシーズンのように毎試合先発という出場機会を得られていないアグエロ(左)。グアルディオラ(右)は、信頼を口にしているが…。 (C) Getty Images

 マンチェスター・シティに所属するアルゼンチン代表FWのセルヒオ・アグエロは先日、「クラブから直接慰留されてはいない」と発言。当然、英国メディアは去就に関して騒ぎ立てている。これに対し、指揮官のジョゼップ・グアルディオラは現地時間3月3日の会見で、アグエロに関する質問に苛立ちを露わにした。
 
 1月に加わったガブリエウ・ジェズスの活躍で、一時はスタメンから外されたアグエロだが、その新星の負傷離脱で先発に復帰すると、チャンピオンズ・リーグのモナコ戦、FAカップ5回戦再試合のハダーズフィールド戦と、2試合連続で2得点をマーク。改めてその存在感を見せつけた。
 
 しかし、そのハダーズフィールド戦の試合後、アグエロはシーズン後の去就について微妙なコメントを残す。自身の希望が残留だとしつつ、「残ってほしいとクラブから直接は言われていない」と明かし、今後についてはシーズンが終わるのを待つと答えたのだ。
 
 レアル・マドリーをはじめ古巣のアトレティコ・マドリー、パリ・サンジェルマン、ユベントスなど欧州を代表するメガクラブが関心を寄せるアグエロだけに、マンチェスター・C退団の可能性を否定しないコメントにメディアは飛びついた。
 
 当然、3日に行なわれたグアルディオラの会見でも、アグエロの発言とその去就に関する質問が寄せられた。だが、指揮官は質問した記者を睨むように、眉間にしわを寄せながら、「それについては10回も話してきた。10回だ。私の意見は知っているだろう?」と回答。狼狽する記者に、次のように畳みかけた。
 
「記者会見のたびに毎回アグエロに関して答えることはできない。彼はとても幸せで、私はとても幸せだ。我々はとてもハッピーだ。10回も答えてきた。これ以上はやめてくれ」
 
 このスペイン人指揮官が苛立つのは、メディアの執拗さにうんざりしているだけなのか、それとも……?
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