マドリーのロゴ入りバッグを持って帰った審判…敗れたビジャレアルは疑惑の存在を窺わせる

2017年02月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

入っていたのはチームグッズだったと審判委員会は語るが…。

疑惑のPKについてはバルサのピケからも皮肉られたマドリー。ライバルに肉薄され、今後はこのような話題が幾度も彼らに付きまとうことになりそうだ。 (C) Getty Images

 2月26日(現地時間)に行なわれたリーガ・エスパニョーラ第24節で、レアル・マドリーは敵地でビジャレアルを3-2で下し、首位を守った。
 
 試合は、後半にビジャレアルが2点をリードするも、マドリーがそこからベイル、C・ロナウド、モラタのゴールで逆転するという展開のものだったが、C・ロナウドが決めたPKについては、その判定をめぐって論争が起こった。
 
 これは、クロースが放ったシュートが相手DFの腕に当たったことで生まれたPKだったが、ビジャレアル側は故意ではなく、また手に当たってもいなかったと主張している。
 
 特にビジャレアルのロイグ会長は「絶対にPKではない。あの場面については検証する必要がある。マドリーは素晴らしい反撃を見せたが、それは存在しないはずのPKによるものだった」と怒りをまじえて訴えた。(『AS』『MARCA』より)
 
 会長の不満は、マドリーよりも、この試合を裁いた審判に向けられ、試合後のある光景についても言及している。
 
「驚いたと同時に、思わず笑ってしまったのは、試合後、彼らが"マドリーのバッグ"を持って会場を後にしたことだ」
 
 ビジャレアルのコーチが試合後、審判と別れの握手をした際、審判の片手にはマドリーのロゴ入りのバッグが提げられていたと、会長は語った。
 
「これはイメージ的にもあまり良いことではないだろう。彼ら(審判)に言わせれば、よくあることだというが、彼らがビジャレアルのロゴ入りバッグを持って帰ったことは、これまでに一度もない」
 
 会長は「あのバッグのなかに何が入っていたのかは知らないがね」として、"疑惑"の存在を窺わせた。
 
 なおこれに対して審判委員会は、バッグのなかにはキーホルダー、ネクタイピン、ペンといったマドリーのチームグッズが入っていたと声明を出しているが……。
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