退場を繰り返す懲りない“悪童”バロテッリに、代理人が驚きの更生案!

2017年02月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼は自分とチームのことを考えて悲しんでいる」(代理人)

14試合で9ゴールと、今シーズンのここまでの成績は悪くないが、上位を走るチームへの貢献度はどれほどだろうか……。その自覚が身に付けば、代表復帰もすぐに実現すると思われるのだが。 (C) Getty Images

 2月18日に行なわれたリーグアン第26節のロリアン戦で、ニースのFWマリオ・バロテッリは主審に暴言を吐いて一発退場となり、批判を浴びている。
 
 この「悪童」を更生させる方法はないのか――。この難題に対し、ミーノ・ライオラ代理人が2月23日、驚きの解決策を提示した。「舌を引っこ抜く」というのだ。
 
 ロリアン戦では精彩を欠いた上に退場となったバロテッリは、チームやメディアから酷評された。
 
 とくに今シーズンここまで退場3回という数字が示すように、規律面の課題を克服できていないことへの落胆を表わす関係者は少なくない。一時は期待する声のあったイタリア代表復帰も、再び遠ざかったと見られている。
 
 稀有な才能の無駄遣いにブレーキをかけられる妙案はないものか。そんな疑問に答えたのが、代理人のライオラだ。
 
 フランスのラジオ局『RMC』に対し、「解決策を見つけた。彼の舌を引っこ抜くんだ。サッカーをするのに、舌は必要ない。だから、切ってしまうのさ」と仰天アイディアを明かした。
 
 もちろん、これは冗談だ。
 
 ライオラ代理人は「彼は大きな過ちを犯したと理解している。言い訳はない。彼はこれが改善しなければいけないことだと分かっている。自分とチームのことを考えて悲しんでいるよ」と、バロテッリが反省していると続けた。
 
 すでに何度か聞いたセリフではあるが……。
 
 ニースとの契約は今シーズンいっぱいということで、バロテッリの今後の去就も注目されているが、ライオラ代理人は「まだそういうことを話すには早過ぎる」と釘を刺す。まずはニースで好パフォーマンスを披露することに集中しなければならない、と強調した。
 
「最も大事なのは、本人とチーム、そしてニースの人たちにとって、非常に良い3か月にすることだ。将来について話すための時間は、それからでもたっぷりある。私にとって彼の未来とは、来週のことなんだ」
 
 ニースは27節(24日)のモンペリエ戦で2-1と逆転勝利し、25日に試合を控える首位モナコに暫定で並んだ。出場停止で自身が不在のなかでも好調を保ち、タイトルを争うチームのために、バロテッリは身を捧げることができるだろうか。
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