2017大学サッカーの注目株15選|一般受験で筑波大に進学した“風間イズム”を彷彿させる技術の持ち主とは?

2017年02月24日 竹中玲央奈

Jスカウト垂涎の逸材たち。

市立浦和から一般受験で筑波大に進学した戸島は、多彩なテクニックを持つ今季注目のMFだ。写真:竹中玲央奈

 2月17日から19日の3日間に渡って、各地域の大学選抜が集まって行なわれるデンソーチャレンジカップが行なわれた。今夏のユニバーシアードに臨む全日本選抜を関東選抜Aが倒すという"下克上"で幕を閉じた今大会で、輝きを放った15選手を紹介したい。

 
※( )内は現所属と前所属 
GK
長谷川洸(日本体育大3年/東京Vユース)
絶妙な間合いの詰めで防ぎ切る1対1のセービング力に加え、終始途切れない声で味方を動かすコーチングで存在感を発揮。安定感あるプレーを見せ、デンソーチャレンジカップのベストイレブンにも選出された。(関東選抜A)
 
DF
菊池流帆(大阪体育大3年/青森山田)
大阪体育大の坂本康博前監督が「藤春(ガンバ大阪)以来の代表を狙える存在」と太鼓判を押した長身CBで、空中戦を武器とする。1対1の際に発する雄叫びは一見の価値あり。(関西選抜)
 
DF
小池裕太(流通経済大2年/新潟ユース)
昨年、鹿島アントラーズの特別指定選手として公式戦出場も果たした攻撃的左サイドバック。攻撃時に発揮されるパワーある前への推進力と強烈な左足は大学レベルでは頭一つ抜けている。(全日本大学選抜)
 
DF
岩武克弥(明治大2年/大分U-18)
大分U-18時代には2種登録でJ2に10試合出場した経験を持つ右サイドバック。トップ昇格を断って明治大に進学し、室屋成の後継者として定位置を確保。高い攻撃力を持ち、鋭いクロスでチャンスを演出する。(全日本大学選抜)
 
DF
坂 圭佑(順天堂大3年/四日市中央工)
優勝した関東選抜Aの主将は、小柄ながらもサッカーセンスに溢れたDFだ。スペースを埋める技術に長け、一撃必殺のフィードで攻撃の起点となる。この安定感の高さは必見。
(関東選抜A)
 
MF
戸嶋祥郎(筑波大3年/市立浦和)
かつての"風間イズム"を彷彿させる技術の持ち主。攻撃の潤滑油となるだけでなく、フィニッシュにも絡める力を持ち、デンソーチャレンジカップで2得点を記録。筑波大には一般受験で進学した。(関東B・北信越選抜)
 
MF
守田英正(流通経済大3年/金光大阪)
絶妙な身体の使い方から見せるキープ力は圧巻。複数人に囲まれても簡単には取られない。最優秀選手にも輝いた今大会、大きな躍進を遂げた選手のひとりである。(関東選抜A)
 
MF
西澤健太(筑波大2年/清水ユース)
関東選抜Aを優勝に導く絶妙なCKを放った10番は、右足の精度に自信を持つプレースキッカーで、90分間質の高いボールを配球する。この冬、ユース年代まで所属していた清水のキャンプに参加した。同期は北川航也。(関東選抜A)

【PHOTO】2017大学サッカーの注目株

次ページ将来的に争奪戦必至の1年生FW。

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