一世を風靡した“浪速の黒豹” “ボマちゃん”。
野性味溢れるプレーとは対照的に、ピッチ外のエムボマは人懐っこい性格で誰からも愛された。(C)Getty Images
1997年、ガンバ大阪のエースストライカーとして迎えられるや、圧倒的なフィジカルと破壊的な左足を駆使し、毎節のように鮮烈ゴールを決めたパトリック・エムボマ。46歳となった"浪速の黒豹"はいま、どこで、なにをしているのだろうか──。
入団1年目にJリーグ得点王&ベストイレブンに輝いたエムボマは、翌98年夏にふたたび活躍の場を欧州に移した。カリアリ、パルマ、サンダーランド、アル・イティハドと渡り歩き、2003年に5年ぶりの再来日。東京ヴェルディとヴィッセル神戸でプレーし(この頃は"ボマちゃん"の愛称で親しまれた)、05年5月、34歳でスパイクを脱いだ。Jリーグでの戦績は79試合・48得点だった。
カメルーン代表として、ワールドカップには二度出場(98年大会と02年大会)している。とくに後者ではトラブルが続出して来日が遅れに遅れ、代表チームとキャンプ地である大分・中津江村との心温まる交流が日本中の話題をさらった。00年のシドニー五輪ではオーバーエイジ枠で出場し、キャプテンとしてチームを牽引。母国に金メダルをもたらしている。
引退後はカメルーンをはじめとするアフリカ諸国での慈善活動に精を出し、日本の芸能事務所とのつながりもあり、日本国内でのサッカーイベントやOB戦などにも多数参加。中津江村ではサッカー教室も開催している。
【PHOTO】Jリーグ歴代得点王(1993~2016)
入団1年目にJリーグ得点王&ベストイレブンに輝いたエムボマは、翌98年夏にふたたび活躍の場を欧州に移した。カリアリ、パルマ、サンダーランド、アル・イティハドと渡り歩き、2003年に5年ぶりの再来日。東京ヴェルディとヴィッセル神戸でプレーし(この頃は"ボマちゃん"の愛称で親しまれた)、05年5月、34歳でスパイクを脱いだ。Jリーグでの戦績は79試合・48得点だった。
カメルーン代表として、ワールドカップには二度出場(98年大会と02年大会)している。とくに後者ではトラブルが続出して来日が遅れに遅れ、代表チームとキャンプ地である大分・中津江村との心温まる交流が日本中の話題をさらった。00年のシドニー五輪ではオーバーエイジ枠で出場し、キャプテンとしてチームを牽引。母国に金メダルをもたらしている。
引退後はカメルーンをはじめとするアフリカ諸国での慈善活動に精を出し、日本の芸能事務所とのつながりもあり、日本国内でのサッカーイベントやOB戦などにも多数参加。中津江村ではサッカー教室も開催している。
【PHOTO】Jリーグ歴代得点王(1993~2016)