「アザールは甘やかされたガキ」「アーセナルは貧弱」…ロイ・キーンがプレミアリーグを切る!

2017年02月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

現地メディアの番組で過激な発言を連発。

アイルランド代表のアシスタントコーチとして指導者経験を積んでいるロイ・キーン。その現役時代とは違う視点からプレミアリーグについて言及した。 (C) Getty Images

 現地時間2月18日、元マンチェスター・Uのキャプテンで、現在はアイルランド代表のアシスタントコーチを務めているロイ・キーンが、プレミアリーグの様々なことに対する興味深い見解を、英国メディア『ITV』の番組で語っている。
 
 現役時代は闘志みなぎるプレーでマンチェスター・Uのキャプテンとして、同クラブの象徴とも言える存在となっていたキーンは、現在のプレミアリーグの選手たちに不満を抱いているようだ。
 
 何よりも不満の矛先となっているのは、自身の古巣であるマンチェスター・Uだ。
 
 キーンは現在のチームキャプテンであるウェイン・ルーニーに対して、「先週、ウェインがプロレスラーを引っ叩いてる映像を見た。何であいつはそんなナンセンスなことばっかりやっているんだ?」と非難。
 
 これはルーニーが2015年11月9日にアメリカのプロレス団体『WWE』のイギリス公演に出演し、所属レスラーのウェイド・バレットに平手打ちを見舞い、会場を沸かせた場面のことで、キーンはルーニーがもっとサッカーに集中するべきと訴えたかったのだろう。
 
 また、現役時代に師事したアレックス・ファーガソン元監督については、「よく会話をしたことは覚えている。でも、彼は言葉の意味を理解していなかった。だから彼の言葉で深く考えさせられたことはなかった。そして彼が他の選手を非難する内容は、全くもって奇妙なものばかりだった」と、皮肉混じりに恩師との関係性について語った。
 
 さらにキーンの指摘は他クラブにまで及び、現在プレミアリーグ首位を快走するチェルシーの主力、エデン・アザールについては「私があいつとチームメイトだったら、練習場で蹴散らすだろうね。アザールは才能のある選手だが、その態度は甘やかされたガキのようだ。全く愚かだね」と辛辣な言葉を浴びせた。
 
 また、2月15日に行なわれたチャンピオンズ・リーグの決勝トーナメント1回戦でバイエルンに1-5と大敗し、アーセン・ヴェンゲル監督の退任も噂されているアーセナルについては、次のような見解を述べた。
 
「聞いてくれ。今のアーセナルは大したことがないし、とても貧弱だ。それは、彼らが許したゴールを振り返ればわかることだ。このままだと、ビッグマッチで勝つことは無理だろう。彼らにはリーダーと勝者が必要だと思うよ」
 
 辛辣な言葉とともにプレミアリーグに抱く想いを吐露したキーン。歯に衣着せぬ発言で、感情を表に出すスタンスは現役時代から変わっていないようだ。
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