「腰抜け」、「このレベルに値しない」大敗のアーセナルに解説陣から非難殺到…

2017年02月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

元アーセナルFWはツイッターで暴言連発。

試合後、アーセナルの面々はうつむくことしかできず……。 (C) Getty Images

 現地時間2月15日、チャンピオンズ・リーグ(CL)の決勝トーナメント1回戦ファーストレグ、バイエルン対アーセナル戦が開催された。
 
 試合は序盤からホームチームペースで進み、11分にアリエン・ロッベンのゴールでバイエルンが幸先よく先制する。
 
 アーセナルは、30分にアレクシス・サンチェスのゴールで同点に追いついて前半を折り返したものの、後半は一方的に攻め込まれ、53分にロベルト・レバンドフスキ、56分と63分にチアゴ・アルカンタラにネットを揺らされ、最後は88分に途中出場のトーマス・ミュラーにもゴールを奪われ、1-5で大敗した。
 
 ドイツの絶対王者の前に5失点を喫したアーセナル。試合後には指揮官のアーセン・ヴェンゲルが「この試合について、どう説明すればいいのか……」と語り、失望の色を隠せないほどのショッキングな敗北だった。
 
 この不甲斐ない敗戦を受け、解説者たちからは怒りにも似た非難の声が爆発している。
 
 元マンチェスター・UのCBで、現在英国メディア『BTスポーツ』で解説者と務めているリオ・ファーディナンドは「ハーフタイムの時点では1-5の結果なんて予想できなかった。でも、バイエルンがそこからギアを入れ替えたんだ。アーセナルはまるで腰抜けのようだった。闘志もアグレッシブさもなかった。根性を見せてほしかった。それを欠いたことが個人的には一番悲しいね」とコメントしている。
 
 さらに元アーセナルのストライカーで、英国国営放送『BBC』の解説者イアン・ライトは、自身のツイッター上で、「ああ、酷い。めちゃくちゃじゃないか!」、「クソッ! もう見てられない」と暴言を連発し、古巣のパフォーマンスを非難している。
 
 また、元マンチェスター・Uの主将で、現在はアイルランド代表のアシスタントコーチを務めているロイ・キーンは、英国メディア『ITV』の番組上で次のように指摘した。
 
「バイエルンは本気を出す必要なんてなかった。アーセナルが奪った得点は少年サッカーみたいなレベルのものだ。私からすれば、みんながアーセナルに何を期待していたかが分からない。彼らはリーダシップ、品格、ハングリーさ、欲求心、それら全てにおいてバイエルンよりも不足していた。私はアーセナルがこのレベルの戦いに値していないと言わざるを得ない。彼らには2人の優れた選手がいるが、残りはみんな平凡な選手でしかないんだ」
 
 プレミアリーグOBたちから非難を浴びたアーセナル。逆転し、ベスト8に勝ち抜けるためには、3月7日にエミレーツスタジアムで行なわれるセカンドレグで最低でも4-0以上の勝利を挙げなければならない。
 
「腰抜け」のレッテルを貼られたアーセナルが、この苦境でいかにして戦うのか? 
 
 
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